議案等の審議結果
平成25年6月定例県議会
委員長報告
総合交通対策特別委員長報告
委員長 原田 寿雄
総合交通対策特別委員長の報告をいたします。
九州新幹線建設、在来線対策、離島等生活交通対策、佐賀空港の利活用及び主要幹線道路に関する諸問題の調査に関する件につきまして、6月21日に委員会を開催し、慎重に審議いたしましたので、その過程で申し述べられました主な質疑の概要を報告いたします。
まず、九州新幹線建設関係としては、
◎ 九州新幹線西九州ルート開業に伴う、新鳥栖‐佐賀間の在来線走行区間の沿線市町からの要望内容と県の対応
◎ 新鳥栖‐武雄温泉間のフル規格化に対する県の考え、また、有明佐賀空港経由の新たなルートの検討
◎ フリーゲージトレインの現在の技術開発の状況と課題、今後のスケジュール、山陽新幹線への乗り入れに対する県の認識
などの質疑が行われました。
次に、佐賀空港の利活用関係としては、
◎ 他の地方空港と比較した東京便の利用状況、政策コンテスト枠を活用した羽田空港発着便増便の取組み
◎ 福岡県南西部地域からの利用状況と利用促進の取組み
◎ ソウル便における、ジンエアーとの意向書締結から意向書を撤回するまでの一連の経緯、及びティーウェイ航空との交渉経緯と就航に向けた今後のスケジュール
◎ ソウル便就航の効果と、その拡大に向け観光部局とも連携した利用促進の取組み
◎ 国際線専用施設の整備やCIQの体制確保に向けた協議の状況、施設の有効活用を図るための、ベトナム路線など新たな国際線の誘致に向けた取組み
などの質疑が行われました。
次に、主要幹線道路関係としては、
◎ 有明海沿岸道路整備による、時間短縮などの効果と、県民への広報の取組み
◎ 有明海沿岸道路大川佐賀道路の進捗状況と早期開通に向けた取組み、デ・レーケ導流堤や三重津海軍所跡などの歴史遺産との調整の状況
などの質疑が行われました。
最後に、九州新幹線建設、在来線対策、離島等生活交通対策、佐賀空港の利活用、及び主要幹線道路に関する諸問題の調査に関する件につきましては、今後なお検討すべき重要な問題が残されておりますので、閉会中の継続審査を議長に申し出ることにいたしました。
以上をもちまして、総合交通対策特別委員長の報告を終わります。