議案等の審議結果
決議案と採決状況
決第2号
可決
九州電力松尾新吾相談役の「九州国際重粒子線がん治療センター」
開設記念式典における発言に対して抗議する決議(案)
九州電力松尾新吾相談役は去る5月29日「九州国際重粒子線がん治療センター」開設記念式典における挨拶の中で、九州電力からセンターへの寄付が滞っていることに対し、「原発を止められて1日10億円の赤字を出しており、原発を4日間早く運転すれば、何てことはない」と発言した。
原発の再稼働にあたっては、新規制基準による厳しい審査のもと安全対策を実施し、かつ地元の十分な理解があって検討されるべきものであり、加えて、九州電力は「やらせメール問題」という大きな問題を起こしており、組織としてのコンプライアンスに対する真摯な反省が必要であることはいうまでもない。
このような状況に対し、今回の松尾相談役の発言は全く配慮を欠くものであり、特にこの2年以上の長期にわたって原発の安全性や九州電力自らが引き起こした「やらせメール問題」などを議論している県議会の努力を踏みにじるばかりでなく、ひいては原発に対して抱く県民の感情をあまりにも軽視したものであり、誠に遺憾である。
よって、本県議会としては、今回の松尾相談役の発言に対し、強く抗議し、発言の取り消しと県議会及び佐賀県民に対し謝罪を行うよう要請するものである。
以上、決議する。
平成25年6月 日
佐 賀 県 議 会
以上、決議案を提出する。
平成25年6月11日
提出者 全議員
佐賀県議会議長 木原 奉文 様