議案等の審議結果
意見書案と採決状況
意第6号
否決
オスプレイの低空飛行訓練中止と配備撤回を求める意見書(案)
在日米軍は、3月6日から普天間基地所属のオスプレイ3機を、岩国基地に移して、低空飛行訓練を行い、8日に終了した。
飛行訓練は九州をはじめ、全国各地で行う計画とされていることから、今後も飛行訓練が行われるとすれば、大変憂慮される事態である。
オスプレイは周知のように、開発段階から墜落事故を繰り返し多くの人命を奪ってきた危険な欠陥機である。
昨年10月に普天間基地に配備されたオスプレイは、沖縄県当局の調査によっても、昨年9月の「安全宣言」に反して、危険なヘリモード・転換モードで住宅地上空などを飛行しており、墜落の危険と騒音によって住民生活を脅かしている。
沖縄県と41全市町村がオスプレイ配備撤回の意見書を採択し、1月には安倍首相に「建白書」を提出している。
昨年来、全国知事会をはじめ、全国の多くの自治体議会で、オスプレイ配備撤回等の意見書が採択されている。
このような中で、オスプレイを本土に移して、全国で低空飛行訓練を行うことは断じて認められない。
よって、政府に対し、国民の命と安全を守るために、以下のことを強く求める。
記
1 オスプレイの低空飛行訓練を中止するとともに、沖縄・普天間基地に配備されているオスプレイを撤去するよう、アメリカに求めること。
以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出する。
平成25年3月 日
佐 賀 県 議 会
内閣総理大臣 安倍 晋三 様
衆議院議長 伊吹 文明 様
参議院議長 平田 健二 様
外務大臣 岸田 文雄 様
環境大臣 石原 伸晃 様
防衛大臣 小野寺 五典 様
以上、意見書案を提出する。
平成25年3月22日
提出者 宮崎泰茂 武藤明美
佐賀県議会議長 石井 秀夫 様