議案等の審議結果
平成25年9月定例県議会
委員長報告
有明玄海・環境対策特別委員長報告
委員長 坂口 祐樹
有明玄海・環境対策特別委員長の報告をいたします。
海洋環境の保全、水産資源の確保、環境対策に関する諸問題の調査に関する件につきまして、閉会中の8月22日に委員会を開催し、「よみがえれ!有明訴訟弁護団」団長 馬奈木昭雄 氏を始めとする同弁護団の関係者の方々、計4名を参考人として招致し、意見聴取の後、各参考人に対して質疑を行いましたので、その過程で申し述べられました主な質疑の概要を報告いたします。
まず、4名の参考人より、それぞれの立場から「諫早湾干拓排水門開門に向けた現状と、今後の取り組み等」について意見を述べていただいた後、
◎ 「長崎県民だより」掲載の諫早湾干拓排水門の開門問題の記事について、長崎県側の立場に立った内容の記述に対する国の認識や対応状況
◎ 諫早湾干拓排水門の開門により発生が想定される被害防止対策工事の予算額や具体的な工程表、及び工事の着手時期
◎ 長崎県民が長崎地裁に求めている開門差し止めの仮処分申請に対する決定時期までに、国が対策工事に着手しなかった場合の対応
◎ 諫早湾干拓排水門の開門を命じた期限までに、開門が実現しなかった場合に取り得る法的手段の具体的な内容
◎ 国がかたくなな態度を取り続ける背景と考えられる狙い、及び今後の落としどころに対する弁護団の認識
◎ 十月中旬のノリの種付け時期までの早期開門の可能性
などの質疑が行われました。
最後に、9月30日に委員会を開催し、海洋環境の保全、水産資源の確保、環境対策に関する諸問題の調査に関する件につきましては、今後なお検討すべき重要な問題が残されておりますので、閉会中の継続審査を議長に申し出ることにいたしました。
以上をもちまして、有明玄海・環境対策特別委員長の報告を終わります。