議案等の審議結果
令和元年6月定例県議会
委員長報告
佐賀空港・新幹線問題等特別委員長報告
委員長 石倉 秀郷
佐賀空港・新幹線問題等特別委員長の報告をいたします。
自衛隊等による佐賀空港使用、佐賀空港の利活用、九州新幹線及び地域交通に関する諸問題の調査に関する件につきまして、6月27日に委員会を開催し、質疑を行いましたので、その過程で申し述べられました主な質疑の概要を報告いたします。
まず、自衛隊による佐賀空港の使用、佐賀空港の利活用関係としては、
◎有明海漁協に対する公害防止協定覚書付属資料の変更に関する説明結果と今後の協議の進め方
◎有明海漁協に対する防衛省からの説明の必要性
◎佐賀市議会での議論に対する認識
◎佐賀空港へのオスプレイ等配備要請に対する受け入れ撤回の必要性
◎佐賀空港の開港から現在までの路線数や収支等の推移
◎空港施設の機能強化の進捗状況と今後の取組
次に、九州新幹線関係としては、
◎九州新幹線西九州ルートに係る昭和48年の整備計画から昭和60年公表の「アセスルート」、平成4年の短絡ルートでの合意、平成16年の並行在来線の経営分離の判断、平成19年の三者基本合意を経て、平成28年の六者合意に至った経緯
◎フリーゲージトレインの導入断念という現在の状況に至った国の責任と今後の議論の進め方
◎国が示す新鳥栖・武雄温泉間の整備内容や事業費の算出方法及び県の今後の取組方針
◎整備新幹線における財源スキームやJR九州の貸付料の考え方及び国が示した佐賀県の負担額や、30年償還による負担軽減に対する認識
◎並行在来線における経営分離の可能性がある区間と経営分離による利便性低下に対する見解
◎長崎本線の鉄道施設維持管理に向け、設立される法人の概要とJR九州の業務区分及び長崎県、JR九州との協議状況
◎長崎本線の上下分離後の運行期間や列車の運行形態及び目指す姿
などについての質疑が行われました。
最後に、自衛隊等による佐賀空港使用、佐賀空港の利活用、九州新幹線及び地域交通に関する諸問題の調査に関する件につきましては、今後なお検討すべき重要な問題が残されておりますので、閉会中の継続審査を議長に申し出ることにいたしました。
以上をもちまして、佐賀空港・新幹線問題等特別委員長の報告を終わります。