令和元年6月定例会概要
令和元年6月定例県議会は、6月11日に開会し、21日間の会期を経て、7月1日に閉会しました。
本定例会では、令和元年度一般会計補正予算案など30件の議案が審議され、予算議案4件、条例議案11件、条例外議案10件及び意見書案2件が可決されたほか、人事議案1件が同意されました。
予算関係では、九州佐賀国際空港の隣接地に、消防防災ヘリコプターの拠点施設を整備し、航空消防防災体制を構築することにより、地域防災力の充実・強化を図る消防防災ヘリコプター拠点施設整備費など、令和元年度一般会計予算に67億5,489万円を追加する補正予算案1件(追加後総額4,556億1,289万円、対前年同期比3.4%増)のほか、財政調整積立金等の特別会計の補正予算案3件、合計4件の補正予算案が原案どおり可決されました。
条例関係では、九州佐賀国際空港のさらなる路線、便数の拡充を目指し、空港の運用時間を延長するとともに、条例で定める運用時間の範囲の中で状況に応じて運用時間を変更できるよう、具体的な運用時間については規則へ委任する「佐賀県佐賀空港条例の一部を改正する条例」など、11件の議案が原案どおり可決されました。
意見書関係では、子どもたちのゆたかな学びを実現するため、計画的な教職員定数改善を推進することや教育の機会均等と水準の維持向上をはかり、義務教育費国庫負担制度の堅持と義務教育費の総額を確保することを強く要望する「教職員定数改善と教育予算の拡充を求める意見書」など、2件の意見書が可決されました。
本会議(一般質問)では、九州新幹線西九州ルートの整備をはじめ、佐賀空港への自衛隊配備要請、九州佐賀国際空港の運用時間の見直し、有明海の再生、玄海原子力発電所関連、国民スポーツ大会・全国障害者スポーツ大会関連、人口減少対策、農業の振興、林業の振興、城原川ダムの建設促進、災害対策、高齢運転者の交通事故防止対策、教育行政など、県政全般にわたり幅広い議論が展開され、各委員会においては、質疑や付託議案等の審査が行われました。