議案等の審議結果
平成26年9月定例県議会
委員長報告
県土整備常任委員長報告
委員長 宮原 真一
県土整備常任委員長の報告をいたします。
9月18日の本会議におきまして、本委員会に付託されました議案及び継続審査中の事件につきまして、9月24日及び25日の両日、委員会を開催し、国道498号若木バイパス、伊万里湾大橋の現地視察を含め、慎重に審議いたしましたので、その経過及び結果について報告いたします。
まず、採決の結果を申し上げます。
質疑終結の後、直ちに採決に移り、甲第38号議案中 本委員会関係分、及び乙第92号議案から乙第95号議案まで4件、以上5件の議案を一括して採決した結果、賛成者多数をもって原案のとおり可決いたしました。
次に、乙第96号議案から乙第98号議案まで3件の議案を一括して採決した結果、全会一致をもって原案のとおり可決いたしました。
続いて、審議の過程で申し述べられました付託議案等についての主な意見、及び要望の概要を申し上げます。
1.有明佐賀空港の上海便については、8月の定期便への移行、10月には深センへの延伸が計画されるなど、路線の定着・発展につながる新たな動きが見られるため、今後とも利用促進に取り組まれたい。
1.春秋航空の上海便に対して、4年目以降も運行経費の支援を行うにあたっては、上海便の2年目以降の経済波及効果についてきちんと数値化し示すべきである。
1.県民の移動に不可欠な鉄道駅については、高齢者や障害者に限らず、すべての人が誰でも安全で安心して、かつ、快適に利用できるバリアフリー化を推進する環境整備を早急に進められたい。
などの意見が出されました。
次に、付託議案及び所管事項一般として申し述べられました、主な質疑の概要を申し上げます。
◎公共工事設計労務単価の引き上げ理由とその内容、ダンプ持ち労働者の賃金の実態把握とダンプトラックの過積載防止の取組み
◎土砂災害防止対策工事の現状と課題、及び土砂災害警戒区域の指定状況と指定に向けた今後の取組方針
◎市町におけるハザードマップの作成状況とその周知方法、土砂災害防止対策、治水対策、高潮対策の現状と今後の取組み、及び被害時の対応
◎嘉瀬川徳万地区における河川改修事業の進捗状況と今後の見通し、水鳥樋管、及び禅門樋管の改築計画、並びに「嘉瀬川水系における地域環境用水に関する協議会」の協議状況と今後の取組み
◎県管理河川における河川計画基準の概要と、近年の気候状況を受けた見直しの必要性、及び超過洪水に対する対応方策
◎有明佐賀空港の東京便、成田便の利用状況とその評価、及び今後の利用促進の取組み
◎有明佐賀空港駐車場の利用状況と増設工事の進捗状況、及び第一駐車場の立体化整備に対する認識
◎有明佐賀空港の自衛隊使用要請に係る民間空港等への調査結果の内容、自衛隊配備に伴う支障の有無、外国の航空会社への影響、公害防止協定の事前協議内容や覚書の重視、及び国のオスプレイ等の配備に関する概算要求に対する認識
◎交通弱者や地域交通に対するこれまでの取組状況、及び市町の交通政策の取組みに対する支援状況、並びに複数の自治体が連携した地域住民の移動の取組みに対する認識
◎国道323号柳瀬工区、県道鳥巣浜崎停車場線の整備状況、及び今後の取組み
◎佐賀県医療センター好生館周辺の交通渋滞に対する緩和対策、新たなアクセス道路整備の可能性、及び有明海沿岸道路の進捗状況と整備促進に向けた取組み
などの質疑が行われました。
最後に、6月定例会から引き続き審査中の
1、県土づくり行政について
1、交通政策行政について
1、災害対策について
以上3件につきましては、なお調査検討を要するため、閉会中の継続審査を議長に申し出ることにいたしました。
以上をもちまして、県土整備常任委員長の報告を終わります。