議案等の審議結果
平成26年6月定例県議会
委員長報告
有明玄海・環境対策特別委員長報告
委員長 岡口 重文
有明玄海・環境対策特別委員長の報告をいたします。
海洋環境の保全、水産資源の確保、環境対策に関する諸問題の調査に関する件につきまして、閉会中の5月26日に委員会を開催し、「よみがえれ!有明訴訟弁護団」団長 馬奈木昭雄 氏、同事務局員岩井三樹氏以上2名を参考人として招致し、意見聴取の後、参考人に対して質疑を行いましたので、その過程で申し述べられました、主な質疑の概要を報告いたします。
まず、それぞれの参考人から「諫早湾 干拓排水門開門調査にかかわる間接強制裁判の状況と今後の取り組み等」の項目について意見聴取の後
◎ 諫早湾干拓排水門の開門に対する佐賀県と福岡・熊本両県との温度差についての所感
◎ 諫早湾干拓排水門の開門や対策工事実施のために必要な佐賀県や佐賀県議会等の今後の取り組み
◎ 間接強制に係る罰金が税金で賄われることに対する国などの責任
◎ 間接強制に対する請求異議訴訟で国が勝訴した場合における国の開門調査義務の効力
◎ 裁判長交替による長崎地裁における裁判の今後の行方、及び弁護団が薦める新任裁判長の現地視察箇所
◎ 間接強制により国から支払われる罰金の使途
◎ 長崎県知事の強固な開門反対に対する所感とその打開策
などの質疑が行われました。
最後に、6月30日にも委員会を開催し、海洋環境の保全、水産資源の確保、環境対策に関する諸問題の調査に関する件につきましては、今後、なお検討すべき重要な問題が残されておりますので、閉会中の継続審査を議長に申し出ることにいたしました。
以上をもちまして、有明玄海・環境対策特別委員長の報告を終わります。