議案等の審議結果
令和元年9月定例県議会
委員長報告
農林水産商工常任委員会委員長報告
委員長 定松 一生
農林水産商工常任委員長の報告をいたします。
9月19日の本会議におきまして、本委員会に付託されました議案及び継続審査中の事件につきまして、9月25日及び26日の両日、委員会を開催し、令和元年佐賀豪雨災害に係る「大町町油流出及び冠水農地の状況」、「小城市内西分第一、第二ため池の決壊の状況」及び「佐賀市金立地区の土石流による被害状況」の現地視察を含め、慎重に審議いたしましたので、その経過及び結果について報告いたします。
まず、採決の結果を申し上げます。
質疑終結の後、直ちに採決に移り、乙第67号議案から乙第69号議案まで以上3件の議案を一括して採決した結果、賛成者多数をもって原案のとおり可決いたしました。
次に、甲第38号議案中本委員会関係分を採決した結果、全会一致をもって原案のとおり可決いたしました。
次に、付託議案及び所管事項一般として申し述べられました主な質疑の概要を申し上げます。
◎ 武雄市で開催する「アジアベストレストラン50」の概要と準備状況及び今回の豪雨災害による影響と地域資源のビジネス化と大会の成功に向けた今後の取組
◎ 7月・8月豪雨災害による県内農林水産業・商工業者の被害状況及び復旧・復興に向けた今後の対応
◎ 令和元年佐賀豪雨災害による県内中小企業者への影響とさらなる支援の拡充と充実に向けた今後の取組
◎ 県内の女性の就労実態及びこれまでの子育て世代の就労支援策を通じた課題と今後の取組
◎ 企業誘致のための産業団地の確保策及び昨年度実施の「県営産業団地適地調査」の調査結果を踏まえた新たな県営産業団地の整備方針
◎ 卸売市場法改正の背景と目的、改正のポイントや県内の卸売市場の現状及び法改正の影響と今後の対応
◎ 令和元年佐賀豪雨災害による農地への油流出被害の状況と農業共済による農作物被害への補償の見通しや水没した農業機械等への支援、営農再開に向けたプロセスについての協議状況及びこれまでの取組経過や今後の取組
◎ 「さが園芸生産888億円推進運動」の目標実現のための露地野菜の生産拡大や県内の労働力不足への対応策及び今後の展開方針
◎ 新規就農を目指すトレーニングファームの運営状況と研修生の就農に向けた課題や対応策及び今後の取組
◎ 「佐賀県におけるGAP推進方針」の取組状況と推進上の課題を踏まえた今後の取組、東京オリンピック・パラリンピックへの県産農産物の食材提供の見通し
◎ 畜産振興のための飼料用米の生産拡大策及び県内乳用牛の飼養の現況や後継牛確保、酪農用設備の更新等の課題を踏まえた今後の酪農振興の取組
◎ 県内の「防災重点ため池」をはじめとしたため池の現況と、ソフト・ハード対策双方の課題を踏まえた今後のため池対策の取組
などの質疑が行われました。
最後に、6月定例会から引き続き審査中の
1 産業労働行政について
1 農林水産行政について
以上2件につきましては、なお調査検討を要するため、閉会中の継続審査を議長に申し出ることにいたしました。
以上をもちまして、農林水産商工常任委員長の報告を終わります。