議案等の審議結果
平成26年2月定例県議会
委員長報告
文教厚生常任委員長報告
委員長 古賀 善行
文教厚生常任委員長の報告をいたします。
2月28日の本会議におきまして、本委員会に付託されました議案及び継続審査中の事件につきまして、3月5日及び6日の両日、現地視察を含め委員会を開催し、慎重に審議いたしましたので、その経過及び結果について報告いたします。
まず、採決の結果を申し上げます。
質疑終結の後、直ちに採決に移り、甲第1号議案中、本委員会関係分、乙第18号議案及び乙第26号議案を一括して採決した結果、賛成者多数をもって原案のとおり可決いたしました。
次に、甲第3号議案、甲第13号議案、甲第15号議案、乙第12号議案から乙第17号議案まで6件、乙第19号議案から乙第25号議案まで7件、乙第27号議案から乙第40号議案まで14件及び乙第54号議案、以上31件の議案を一括して採決した結果、全会一致をもって原案のとおり可決いたしました。
次に、乙第59号議案「教育委員会委員の任命について」を採決した結果、全会一致をもってこれに同意することにいたしました。
続いて、審議の過程で申し述べられました付託議案についての主な意見及び要望の概要を申し上げます。
1、来年度からの「縁カウンターさが事業」の実施にあたっては、出会いの場の創出に加え、その後の二人を見守り、結婚への後押しをするサポートにも努められたい。
また、効果的な事業実施のために、より多くの方々の会員登録を目指して、きめ細かい広報による事業の周知を図られたい。
などの意見が出されました。
次に、付託議案及び所管事項一般として申し述べられました主な質疑の概要を申し上げます。
◎ 原子力規制委員会による原子力発電所の安全審査の進捗状況と、今後の審査の手順
◎ エネルギー基本計画(案)に盛り込まれている原子力発電所の安全性の判断基準、及びその責任の所在
◎ 原子力規制委員会による安全審査が終了した原子力発電所の、再稼働にあたってのプロセスと、立地自治体における公聴会等の必要性
◎ 佐賀コロニーの民間移譲に向けた取組状況、及び移譲後の医療との連携体制や、利用者からの預り金の管理方法の検討状況
◎ 障害者雇用の状況と数値目標、及び更なる就労支援の必要性
◎ 障害者の「住まいの場」としての、グループホームやケアホームの整備状況
◎ 聴覚障害者センターにおける「聴こえの相談支援」の取組計画と、補聴器の購入にあたっての支援体制
◎ 「がんを生きる社会づくり条例」の制定目的とその内容、及び今後のがん対策の取組み
◎ 県内小・中・高等学校における難聴の児童生徒の在籍状況と学校での配慮の状況、及び難聴児のための「FM補聴システム」の整備検討の必要性
◎ 秋田県や福井県への教員派遣による成果、及び平成26年度学力向上対策への反映状況
◎ 小・中学校における発達障害児支援の実態調査の結果と、それを踏まえた今後の取組み
◎ 特別支援学校の通学支援に対する県教育委員会の見解と、関係部局との連携によるデマンド交通の整備の必要性
◎ 小・中学校の学力向上のための学校と家庭・地域の連携協力の必要性や、家庭学習の充実の取組み
◎ 今年度の県立太良高等学校の卒業生の進路状況、及び県立高校再編実施計画検討にあたっての、同種の全県募集枠高校の他地区への設置の必要性
◎ 「先進的ICT利活用教育推進事業」の取組状況と機器整備に要した経費、県立高校での4月からの本格実施に向けた準備状況、及び学力向上の効果
◎ 県立高校に入学した生徒に対する学習の習慣づけの指導の必要性、及び進学希望者に対する学力向上の取組み
などの質疑が行われました。
最後に、11月定例会から引き続き審査中の
1、くらし環境行政について
1、健康福祉行政について
1、教育の振興について
以上3件につきましては、なお調査検討を要するため、閉会中の継続審査を議長に申し出ることにいたしました。
以上をもちまして、文教厚生常任委員長の報告を終わります。