議案等の審議結果
平成27年2月定例県議会
委員長報告
原子力安全対策等特別委員長報告
委員長 石丸 博
原子力安全対策等特別委員長の報告をいたします。
原子力安全・防災対策、エネルギー対策に関する諸問題の調査に関する件につきまして、3月4日に知事出席のもと委員会を開催し、慎重に審議を行いましたので、その過程で申し述べられました主な質疑の概要を報告いたします。
原子力安全・防災対策として、
◎ やらせメール問題に対する認識と、これまでの県と九州電力との関係のあり方、及び今後の向き合い方
◎ 玄海原発の再稼働に関する基本的な考え方、及び原発の必要性や危険性の認識
◎ 玄海原発の再稼働に必要な地元の範囲や事前了解に対する認識
◎ 現在の原発停止状況における電力需給状況を踏まえた、原発の必要性
◎ 玄海原発1号機の廃炉に対する認識
◎ 脱原発市民グループとの対話設定に関する知事の考え
◎ JCO東海事業所における原子力事故の対応から、知事が得た教訓
◎ 福島第一原発の現状と、原発の安全神話が崩れたことに対する知事の認識
◎ 原子力防災訓練実施後の知事の所感、及び今後の改善点
◎ 新たな規制基準に関する知事の認識
◎ 原子力防災・避難計画の現状認識と、全県下への安定ヨウ素剤の配布の必要性
◎ 原子力行政を担うにあたっての前知事との相違点
◎ 再稼働の判断における「県民の安全性」の確認方法
エネルギー対策として、
◎ 再生可能エネルギーの普及促進と、県の住宅用太陽光発電助成の継続の必要性
などについての質疑が行われました。
以上の質疑終了後、平成23年5月の本委員会設置以来、約4年間のこれまでの委員会審議の総括として、委員全員から「佐賀県議会原子力安全対策等特別委員会の審議に関する決議案」が提出され、採決した結果、全会一致でこれを可決いたしました。
最後に、原子力安全・防災対策、エネルギー対策に関する諸問題の調査に関する件につきましては、今後なお検討すべき重要な問題が残されておりますので、閉会中の継続審査を、議長に申し出ることにいたしました。
以上をもちまして、原子力安全対策等特別委員長の報告を終わります。