議案等の審議結果
平成27年6月定例県議会
委員長報告
文教厚生常任委員長報告
委員長 坂口 祐樹
文教厚生常任委員長の報告をいたします。
6月24日の本会議におきまして、本委員会に付託されました議案及び継続審査中の事件につきまして、6月29日及び30日の両日、委員会を開催し「三重津海軍所跡」及び「肥前精神医療センター」の現地視察を含め、慎重に審議いたしましたので、その経過及び結果について報告いたします。
まず、採決の結果を申し上げます。
質疑終結の後、直ちに採決に移り、甲第34号議案中 本委員会関係分及び乙第43号議案、以上2件の議案を一括して採決した結果、賛成者多数をもって原案のとおり可決いたしました。
次に、乙第44号議案について採決した結果、全会一致をもって、原案のとおり可決いたしました。
続いて、審議の過程で申し述べられました、付託議案等についての主な意見、及び要望の概要を申し上げます。
1、「県立図書館・博物館・美術館整備調査検討事業」については、今後の整備に当たり、施設を集約し洗練した上質な空間をもった個性ある一大施設とすることを検討し、城内地区の再開発につながるよう取り組まれたい。
また、こうした県民の文化を支える県立施設は本来の目的を踏まえ、県民がより親しみが持てる文化施設となるよう再整備の検討を進められたい。
1、「世界遺産登録・活用推進事業」については、登録後の利活用の重要性から佐賀市や地元の団体等と連携して、県民の理解向上のための生涯学習や、郷土への誇りについての若い世代への教育などに取り組まれたい。
1、「ふるさと佐賀で活躍する薬剤師確保事業」については、必要な知識や技術を習得した薬局薬剤師が「かかりつけ薬局」において、在宅医療の中心的な役割を担っていけるようその確保と資質の向上に努められたい。
などの意見が出されました。
次に、付託議案及び所管事項一般として申し述べられました、主な質疑の概要を申し上げます。
◎ 県学習状況調査の教科別、地域別の結果を受けた地域間における学力差解消のための取組状況、及び学力向上を図るための調査結果公表の必要性
◎ ICT利活用教育に係るデジタル教材のライセンス問題への対応、本格実施から2年目を迎えるにあたっての対応策、及び事業改善検討委員会の開催状況と事業全般の今後の対応
◎ 少人数学級の現状と効果、及び今後の拡充にあたっての見解
◎ 教員の病気休職者の推移と健康管理対策の状況、及び教員の多忙化に対する認識とその解消対策
◎ 政治的中立性を確保した、県立高校における主権者教育の現状と今後の充実策
◎ 高等学校でのキャリア教育の現状、佐賀県教育大綱(案)における「産業人材育成」の具体的な取組内容、及び労働者の権利に関する教育の必要性
◎ 地域行事に配慮した運動部活動の実施、目的別の運動部のすみ分けや、適切な運動部活動のあり方についての検討の必要性
◎ 県立学校における教職員の駐車料金徴収に至った経緯、他県での徴収状況、及び徴収見直しの必要性
などの質疑が行われました。
最後に、5月臨時会から引き続き審査中の
1、くらし環境行政について
1、健康福祉行政について
1、教育の振興について
以上3件につきましては、なお調査検討を要するため、閉会中の継続審査を議長に申し出ることにいたしました。
以上をもちまして、文教厚生常任委員長の報告を終わります。