議案等の審議結果
平成27年6月定例県議会
委員長報告
産業常任委員長報告
委員長 向門 慶人
産業常任委員長の報告をいたします。
6月24日の本会議におきまして、本委員会に付託されました議案及び継続審査中の事件につきまして、6月29日及び30日の両日委員会を開催し、株式会社唐津鐵工所、唐津港まき網市場及び株式会社JA食糧さがへの現地視察を含め、慎重に審議いたしましたので、その経過及び結果について報告いたします。
まず、採決の結果を申し上げます。
質疑終結の後、ただちに採決に移り、甲第34号議案中、本委員会関係分、乙第45号議案及び乙第46号議案、以上3件の議案を一括して採決した結果、全会一致をもって原案のとおり可決いたしました。
続いて、審議の過程で申し述べられました、付託議案についての主な意見及び要望の概要を申し上げます。
1、第1次産業従事者の経営感覚の強化や、担い手育成及び6次産業化などの取組みにあたっては、農林漁業者の実情を把握・共有し、現場と一体となった事業の推進を図られたい。
1、今後の県産木材の利用拡大にあたっては、従来の用途に加え、社会福祉施設等との連携を行い、木の「ぬくもり」による心の教育などを通した新しい木製品の開発やPRなど、幅広い観点から事業を推進されたい。
などの意見が出されました。
次に、付託議案及び所管事項一般として申し述べられました、主な質疑の概要を申し上げます。
◎ 6次産業化の考え方と取組状況及び推進にあたっての課題
◎ 米価下落の状況とその対応策及び経営感覚を持った稲作農家の育成の取組み
◎ 佐賀県と福岡、熊本両県の農業大学校における入学者数や卒業生の進路状況の相違に対する所見と本県のこれまでの農業大学校に対する取組状況と今後の教育内容の充実
◎ 国が考える地域農業の担い手の将来像や、望ましい農業構造に対する県が考える担い手の将来像
◎ 県内の集落営農組織数と法人化の状況及び法人化に向けた取組み並びに経営所得安定対策要件の見直し内容
◎ 農地中間管理機構の実績と今後の活用促進の取組み
◎ 中山間地域の水田農業従事者が置かれている実態に対する認識及び個々の地域の実情に応じた水田農業の担い手育成対策
◎ 各市町の農業委員会における農地利用の権利設定等の基準のあり方
◎ 佐賀牛の生産頭数の推移、肥育農家の経営状況とその課題及び今後の対策
◎ 県内の酪農家の経営状況に対する認識及び国や県の牛乳消費拡大対策と配合飼料価格の高騰などに対処した酪農の経営安定化対策
◎県産木材の生産量とその用途及び利用拡大の取組状況と今後の対策
などの質疑が行われました。
最後に、5月臨時会から引き続き審査中の
1、農林水産商工行政について
1、生産振興行政について
以上2件につきましては、なお調査検討を要するため、閉会中の継続審査を議長に申し出ることにいたしました。
以上をもちまして、産業常任委員長の報告を終わります。