議案等の審議結果
平成27年6月定例県議会
委員長報告
県土整備常任委員長報告
委員長 大場 芳博
県土整備常任委員長の報告をいたします。
6月24日の本会議におきまして、本委員会に付託されました議案及び継続審査中の事件につきまして、6月29日及び30日の両日、委員会を開催し、「女山トンネル」、「廻里江海岸」、「与賀町鹿子線」の現地視察を含め、慎重に審議いたしましたので、その経過及び結果について報告いたします。
まず、採決の結果を申し上げます。
質疑終結の後、直ちに採決に移り、甲第34号議案中、本委員会関係分、甲第36号議案以上2件の議案を一括して採決した結果、賛成者多数をもって原案のとおり可決いたしました。
続いて、審議の過程で申し述べられました付託議案についての主な意見及び要望の概要を申し上げます。
1、「航空利用の喚起による交流促進事業」については、佐賀県の認知度向上と首都圏からの観光客誘致を図るため、更なる情報発信等を行い、平成29年度の目標達成に努められたい。
1、「地域創発による地域交通モデル事業」については、地域交通の見直しによる県民や観光客等にとって移動しやすい状況づくりの必要性から、事業実施にあたっては、市町と一体となって取り組まれたい。
などの意見が出されました。
次に、付託議案及び所管事項一般として申し述べられました主な質疑の概要を申し上げます。
◎ 県営クリーク防災事業の概況と計画対象外のクリーク整備対策及び今後のクリーク整備の取組み
◎ 多面的機能支払制度の取組状況や取り組んでいない地域への推進対策、制度の法制化による変更内容とその対応及び今後の取組方針
◎ 土砂災害警戒区域等の指定や指定にあったての地元説明会の状況、土砂災害防止工事の整備状況及び今後の取組方針
◎ 県管理河川の河川改修の取組状況及び晴気川の河川改修の進捗状況と今後の取組み
◎ 城原川ダム事業の当初計画からこれまでの事業内容、流水型ダム提案への経緯や理由及びダム事業が進まない理由と今後の方向性としてのダムに頼らない治水対策
◎ 小石原川ダム建設事業に係る目的と事業費の負担理由及び事業の進捗状況並びに今後の見通し
◎ 県内の森林整備や間伐等の状況及び今後の整備推進の取組み
◎ 佐賀空港における増便後の東京便や成田便の利用状況と今後の利用促進の取組み及びビジネスジェットの運航状況や誘致に向けた課題と対応
◎ 九州新幹線西九州ルートにおけるフリーゲージトレイン耐久走行試験の現状と今後の見込み、肥前山口武雄温泉間の複線化事業の現況と今後のスケジュール、武雄温泉諫早間の事業進捗状況及び平成34年春までの開業に対する県の考え
◎ 「佐賀県身近な移動手段実態調査」の内容とその結果を踏まえた今後の取組み
◎ 佐賀唐津道路の多久佐賀間の都市計画決定や環境影響評価の取組状況と今後の見通し及び各区間の早期整備に向けた取組み
◎ 県道多久若木線の女山トンネルの進捗状況と今後の見通し及び労務単価の適正化
などの質疑が行われました。
最後に、5月臨時会から引き続き審査中の
1、県土づくり行政について
1、交通政策行政について
1、災害対策について
以上3件につきましては、なお調査検討を要するため、閉会中の継続審査を議長に申し出ることにいたしました。
以上をもちまして、県土整備常任委員長の報告を終わります。