議案等の審議結果
平成26年11月定例県議会
請願と採決状況
請第1号
採択
教育格差をなくし、子どもたちにゆきとどいた教育をすすめるための私学助成の
大幅増額、教育費の保護者負担の軽減、教育条件の改善を求める請願書
請願趣旨
私立学校は佐賀県の教育の重要な一翼を担っているが、教育条件において私立学校と公立学校との間に大きな格差が生じているのが現状である。
佐賀県の私学助成予算は、県当局や私学関係者の努力で生徒一人当たりの単価が年々増額されてきたものの、いまだ公私間格差は大きく、十分とはいえない。
平成22年度から公立高校の無償化が実現し、同時に私立高校への就学支援金が支給されることとなり、保護者の学費負担は軽減された。しかし、私立高校の保護者の学費負担は大きく、公私の格差感は広がっている。
教育格差をなくし、子どもたちにゆきとどいた教育を保障していくためには、授業料助成の拡充による保護者の経済的負担の軽減と経常費助成の増額による教育条件の改善及び教育施設の充実が必要である。
以上の趣旨から、以下の各事項をすみやかに実現していただくよう請願する。
1.ゆきとどいた教育を進めるために教育予算を増額すること。
(1)私学助成を拡充し、「経常費2分の1助成」をすみやかに実現すること。
(2)教育環境整備の助成を拡充すること。
2.すべての子どもの就学を保障するため、公私間の保護者負担の格差をなくし、授業料減免制度や奨学金制度などを拡充すること。
3.国に対して私立高校への就学支援金を増額するよう働きかけること。
平成26年11月26日
佐賀県議会議長 木原奉文 様
請願者 佐賀市水ケ江3丁目1番25号
龍谷中学・高等学校保護者会 会長 熊谷正之 ほか4団体
紹介議員 全議員