議案等の審議結果
令和2年2月定例県議会
委員長報告
農林水産商工常任委員長報告
委員長 定松一生
農林水産商工常任委員長の報告をいたします。
3月4日の本会議におきまして、本委員会に付託されました議案及び継続審査中の事件につきまして、3月9日及び10日の両日、委員会を開催し、「佐賀県農業大学校」、「レグナテック株式会社」、「佐賀県有明海漁協同組合諸富町支所ノリ集出荷施設」への現地視察を含め、慎重に審議いたしましたので、その経過及び結果について報告いたします。
まず、採決の結果を申し上げます。
質疑終結の後、直ちに採決に移り、甲第1号議案中、本委員会関係分及び乙第34号議案を採決したところ、賛成者多数をもって原案のとおり可決いたしました。
次に、甲第4号議案、甲第5号議案、甲第9号議案から甲第11号議案まで3件、甲第17号議案、乙第24号議案及び乙第25号議案、以上8件の議案を一括して採決した結果、全会一致をもって原案のとおり可決いたしました。
続いて、審議の過程で申し述べられました付託議案等についての主な意見の概要を申し上げます。
1 観光・県産品情報発信拠点運営事業について、県としての主体性を持ち、過度なイベント事業にはしることなくオール佐賀で事業の目的どおりの効果ある取組みを推進されたい。また、費用の縮減にも努められたい。
1 新型コロナウイルス感染症の影響を受ける県内事業者の実態把握と金融支援をはじめとした、きめ細かな各種の対策に努められたい。
との意見が出されました。
次に、付託議案及び所管事項一般として申し述べられました主な質疑の概要を申し上げます。
◎ トライアル発注をはじめとした、チャレンジする企業や起業家に対する支援の成果や今後の取組
◎ ものづくり企業等の首都圏展示会への出展に対する支援状況及び佐賀県としての出展の意義と効果に対する認識
◎ 働き方改革関連法の目的と概要、県内企業の実態及び改革実現に向けた取組
◎ 観光・県産品情報発信拠点運営事業の意義と目的、場所の選定など予算提案に至るプロセス、整備や運営費の補助額と佐賀市との負担割合及び立地場所の妥当性、ターゲット層や集客方法、成果指標の考え方
◎ イノシシによる農作物や住宅地の生活環境に対する被害と対応状況及び効果的な捕獲強化策
◎ 農業士の活動状況と、「さが農業女子サミット」の今後の継続開催の必要性及び農業士と連携した農業の担い手の確保・育成に向けた取組
◎ 県内農業用ため池のハザードマップの整備状況や住民への防災情報の伝達方法及び今後のソフト対策の取組
◎ ふるさと木材利用拡大推進事業のこれまでの成果と課題、今後の事業拡充内容と県民への周知策
◎ 県内の肉用牛農家の状況及び繁殖肥育一貫経営の推進やブリーディングステーションの取組等肥育素牛の確保、繁殖基盤強化対策
◎ 豚熱いわゆるCSF等に対する県内の防疫対策の現状と検査体制強化等の進捗状況及び沖縄県での発生を受けた今後の取組
などの質疑が行われました。
最後に、11月定例会から引き続き審査中の
1 産業労働行政について
1 農林水産行政について
以上2件につきましては、なお調査検討を要するため、閉会中の継続審査を議長に申し出ることにいたしました。
以上をもちまして、農林水産商工常任委員長の報告を終わります。