議案等の審議結果
令和2年2月定例県議会
委員長報告
文教厚生常任委員長報告
委員長 古賀 陽三
文教厚生常任委員長の報告をいたします。
3月4日の本会議におきまして、本委員会に付託されました議案及び請願並びに継続審査中の事件につきまして、3月9日及び10日の両日、委員会を開催し、慎重に審議いたしましたので、その経過及び結果について報告いたします。
まず、採決の結果を申し上げます。
質疑終結の後、直ちに採決に移り、甲第1号議案中、本委員会関係分、甲第3号議案、甲第13号議案、甲第15号議案、甲第16号議案及び乙第11号議案から乙第23号議案まで13件、以上18件の議案を一括して採決した結果、全会一致をもって原案のとおり可決いたしました。
次に、請第1号請願「35人以下学級の前進、教職員定数増、教育の無償化、教育条件の改善を!2019年度ゆきとどいた教育を求める請願」について採決した結果、賛成者少数により不採択となりました。
続いて、審議の過程で申し述べられました付託議案についての主な意見及び要望の概要を申し上げます。
1 「CSO未来への一歩応援事業費」について、持続可能な形で活動の担い手を確保し、市民社会組織、いわゆるCSOの安定的な活動継続支援に取り組まれたい。
1 「チーム司書ネットワーク等推進事業」の実施にあたり、県内図書館司書の相互ネットワークを強化し、県民のための更なる読書環境の充実に努められたい。
1 「さが健康維新県民運動推進事業」について、子ども世代を通して働き盛り世代にも正しい食生活についての意識を高め、健康づくりに向け、企業、団体、関係機関と連携して県民運動を展開していかれたい。
1 「多胎家庭等サポート事業」について、多胎家庭の理解促進を図るとともに多胎妊婦・家庭に寄り添った使いやすい事業となるよう、市町や関係団体と連携し取り組まれたい。
1 「さが総文の『志』継承事業」による支援を通し、高校生の文化芸術活動の振興に努め、あわせて文化部活動における地域との交流等の促進にも取り組まれたい。
との意見が出されました。
次に、付託議案及び所管事項一般として申し述べられました主な質疑の概要を申し上げます。
◎特定非営利活動法人、いわゆる、NPO等を指定したふるさと納税の現状の課題と今後の取組
◎新型コロナウイルスの特徴と県、一般医療機関、感染症関係医療機関それぞれの対応状況
◎新型コロナウイルス感染症の検査状況、医療機関のマスク不足や高齢者施設等における対応及び同感染症に係る一般廃棄物の処理方法
◎今回の新型コロナウイルス感染症予防のための一斉臨時休校の考え方
◎新型コロナウイルス感染症対策による今回の一斉臨時休校での学習、学校行事や学校給食の食材納入業者、放課後児童クラブへの影響及びその対応と支援策
◎新型コロナウイルス感染症と従来のインフルエンザとの違いや対応策、終息に向けた見通し及びわかりやすい県民への注意喚起の必要性
◎視覚障害者の現状と支援内容、中途視覚障害者に対する支援充実策及び新たな点字図書館の機能拡充策
◎幼稚園教諭等に対する研修の現状や幼児教育が目指す子どもの姿及び幼児教育センター設置の必要性
◎県立学校施設の現状と、これまでの施設改修状況及び施設の長寿命化計画に基づいた今後の取組
◎「地域とつながる高校魅力づくりプロジェクト」の取組の経緯、今年度の取組状況と評価及び今後の取組並びに魅力と活力ある高校づくりに対する所見
◎県内児童生徒のこれまでの学力向上の取組の成果、課題とその要因
◎大分県の学力向上の取組への受け止めと、それらを踏まえた今後の取組及び時代や現場に即応した教育理念の必要性
◎いじめ等を原因とした不登校及び保健室登校の現状と対応状況、スクールカウンセラーの活動の現況と配置時間増加の必要性
◎いじめ等への適切な対応のための教職員のきめ細やかな児童生徒への対応時間の確保策及び学校内の人事配置の考え方
などの質疑が行われました。
最後に、11月定例会から引き続き審査中の
1 県民環境行政について
1 健康福祉行政について
1 男女参画・子育て行政について
1 教育の振興について
以上4件につきましては、なお調査検討を要するため、閉会中の継続審査を議長に申し出ることにいたしました。
以上をもちまして、文教厚生常任委員長の報告を終わります。