議案等の審議結果
令和2年2月定例県議会
委員長報告
佐賀空港・新幹線問題等特別委員長報告
委員長 石倉 秀郷
佐賀空港・新幹線問題等特別委員長の報告をいたします。
自衛隊等による佐賀空港使用、佐賀空港の利活用、九州新幹線及び地域交通に関する諸問題の調査に関する件につきまして、3月13日に委員会を開催し質疑を行いましたので、その過程で申し述べられました主な質疑の概要を報告いたします。
まず、自衛隊による佐賀空港の使用、佐賀空港の利活用関係としては、
◎「佐賀空港がめざす将来像」における国際線、国内線のロードマップの進捗状況や空港の機能強化の状況及び将来像の実現に向けた所見
◎羽田空港の国内線、国際線の現状や羽田発着枠政策コンテストの概要と本県の提案内容及び増便後の効果
◎県東部地区等からの利用状況や車利用者の利便性向上対策と今後の利用促進の取組
◎新型コロナウイルス感染症による影響の現状や航空機ニアミス事案の原因と発生状況
◎目達原駐屯地のヘリコプターの運航状況と佐賀空港周辺での航空機運航の安全性に対する認識
◎有明海漁協との協議スケジュールに対する考え方及び佐賀市との協議見通しや防衛省の漁協への説明に対する認識
などについての質疑が行われました。
次に、九州新幹線関係としては、
◎与党検討委員会による「西九州ルートの整備のあり方等に関する基本方針」で求められている関係者との協議に対する認識
◎国土交通省提示による協議の進め方と県からの質問書の送付理由と、その回答や大臣発言に対する受け止め
◎国土交通省との協議における確認書の位置付けと提示時期及び協議に向けた県の向き合い方
◎西九州ルートの着工の経緯と現況、フル規格による整備の課題とメリット
◎新鳥栖・武雄温泉間に係る地方負担や全国の経営分離後の並行在来線の経営状況とJR九州社長の発言に対する認識
◎長崎本線の上下分離に係る長崎県等との協議状況、新聞社実施の県民世論調査結果に対する認識及び長崎ルート整備の考え方
◎整備方式の比較検討結果と、その投資効果
などについての質疑が行われました。
最後に、自衛隊等による佐賀空港使用、佐賀空港の利活用、九州新幹線及び地域交通に関する諸問題の調査に関する件につきましては、今後なお検討すべき重要な問題が残されておりますので、閉会中の継続審査を議長に申し出ることにいたしました。
以上をもちまして、佐賀空港・新幹線問題等特別委員長の報告を終わります。