議案等の審議結果
令和2年2月定例県議会
請願と採決状況
請第1号
不採択
35人以下学級の前進、教職員定数増、教育の無償化、教育条件の改善を!
2019年度 ゆきとどいた教育を求める請願
請願趣旨
子どもが豊かな学校生活を過ごし健やかに成長することを、多くの保護者は心から願っている。すべての子どもが生まれ育つ環境に左右されること無く、等しく、豊かな学びを享受する「教育を受ける権利」が保障される社会を目指さなければならないと考えている。
国が2011年に小学一年生の学級編成を35人に引き下げた後、自治体の努力で少人数学級が進められ、佐賀県では義務制小・中学校において加配を活用した少人数学級が進んだ。しかし、高校では少子化を理由とした学級減が続いており、就学保障の観点から高校においても少人数で学級を成立させることが必要である。小中高の全てで少人数学級の実現を求める。また、少人数学級は子どもたち一人一人に向き合える時間、十分な学びを保障する等の必要な教育条件整備を目指しており、必要な教職員数が保障されることを求める。
特別支援学級・特別支援学校では在籍の児童生徒が毎年増加しており、学校・学級規模の適性化が必要である。学級編成基準を現在の8人から5人以下とすることを求める。
教育の無償化を進めて保護者負担を軽減していくことで、すべての子どもたちがお金の心配なく学び、進学できる条件を作ることが期待されている。
これら教育条件の前提として、必要な教職員を十分に確保し、快適かつ安全な学習環境の整備を進めてほしい。県は国に対して教育予算を増やすよう強く要求するとともに、県予算においても教育費を増やし、すべての子どもたちにゆきとどいた教育をすすめるための教育条件整備に力を尽くしてほしい。
これらの趣旨から、以下のことを請願する。
1.小・中・高校の全ての学年で35人以下学級を実現すること
2.特別支援学校・学級で5人以下学級を実現すること
3.教職員を増やすこと
4.誰もが快適で安心・安全に過ごせる学習環境を充実させること
5.県独自で保護者の教育費負担軽減策を進めること
令和2年2月25日
佐賀県議会議長 桃崎 峰人 様
請願者 佐賀市高木瀬町大字東高木227-1教育会館4階
ゆきとどいた教育をすすめる佐賀県連絡会 世話人代表 名和田 陽子(署名人数:2,000人)
紹介議員 徳光清孝、藤崎輝樹、江口善紀、野田勝人、下田 寛、武藤明美、井上祐輔