議案等の審議結果
意見書案と採決状況
意第16号
否決
TPP交渉に関する意見書(案)
本年10月5日、政府は、アトランタで開催されたTPP閣僚会合において、TPP協定が大筋合意に至ったと発表した。
そこでは、米国産米・豪州産米合わせて7万8千400トンの「特別輸入枠」の設定や、牛肉の関税を15年かけて38.5%から9%まで引き下げること、豚肉の関税1キロ当たり482円から10年後には50円まで引き下げること、乳製品、甘味資源作物など重要5項目全てにおいて、日本側の譲歩となっている。
これは、重要項目の「排除・又は再協議」を求めた国会決議とは大きく異なり、違反している。
よって、政府の国会決議に反する合意に強く遺憾の意を表し抗議するとともに、政府及び国会に対し、交渉過程の情報開示を強く求める。
以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出する。
平成27年10月 日
佐 賀 県 議 会
内閣総理大臣 安倍 晋三 様
衆議院議長 大島 理森 様
参議院議長 山崎 正昭 様
総務大臣 高市 早苗 様
外務大臣 岸田 文雄 様
農林水産大臣 森山 裕 様
経済産業大臣 林 幹雄 様
内閣官房長官 菅 義偉 様
内閣府特命担当大臣 甘利 明 様
(経済財政政策)
以上、意見書案を提出する。
平成27年10月8日
提出者 武藤 明美 内川 修治 徳光 清孝 藤崎 輝樹 江口 善紀
野田 勝人 井上 祐輔
佐賀県議会議長 中倉 政義 様