令和2年6月定例会概要
令和2年6月定例県議会は、6月11日に開会し21日間の会期を経て、7月1日に閉会しました。
本定例会では、令和2年度一般会計補正予算案など15件の議案等が審議され、予算議案4件、条例議案6件、条例外議案3件及び意見書案1件が可決されたほか、人事議案1件が同意されました。
令和2年度補正予算関係では令和2年度一般会計補正予算案のほか、土地取得特別会計補正予算など4件の補正予算案が原案どおり可決されました。
なお、新型コロナウイルス感染症に対応するため、緊急に措置を要するものについて追加で補正予算案が急遽提出され、原案どおり可決された結果、令和2年度一般会計予算総額約6,111億3,917万円(対前年比34.1%増)となりました。
条例関係では、九州佐賀国際空港利用者へのサービス維持向上のため、駐車場内に長期間放置されている自動車について、所有者調査や自動車の移動、所有者不明自動車の撤去、処分ができるようにするための「佐賀県佐賀空港条例の一部を改正する条例」など、6件の議案が原案どおり可決されました。
このほか、国道204号(唐房)道路整備交付金工事(トンネル工)の請負契約を締結する「請負契約について」など、3件の条例外議案が原案どおり可決されました。
また、新たに収用委員会の委員及び予備委員を任命する「収用委員会の委員及び予備委員の任命について」の1件が同意されました。
意見書関係では、燃料・材料価格の高騰や新型コロナウイルス感染症の影響により経済活動が縮小している状況の中、厳しい経営環境におかれている農林水産業、砕石、木材加工、とび・土工工事等の幅広い産業への影響を考慮し、令和3年4月以降も免税軽油制度を継続するよう国会及び政府に対し強く要望する「軽油引取税の課税免除措置の継続を求める意見書」の1件が可決されました。
本会議(一般質問)では、新型コロナウイルス感染症対策の影響と対策をはじめ、知事の政治姿勢、九州新幹線西九州ルートの整備、佐賀空港の自衛隊使用要請、令和元年佐賀豪雨災害、玄海原子力発電所関連、国民スポーツ大会・全国障害者スポーツ大会関連、県内伝統工芸の存続と継承、行政手続きのオンライン化、農業の振興、県立都市公園の利用促進、災害復旧対策、教育行政、警察行政など、県政全般にわたり幅広い議論が展開され、各委員会においては、質疑や付託議案等の審査が行われました。