議案等の審議結果
令和2年6月定例県議会
委員長報告
新型コロナウイルス感染症対策等特別委員長報告
委員長 石井 秀夫
新型コロナウイルス感染症対策等特別委員長の報告をいたします。
本委員会の付議事件のうち、新型コロナウイルス感染症に関する諸問題の調査に関する件につきまして、6月29日に委員会を開催し、国公立大学附属病院感染対策協議会会長、佐賀大学医学部副医学部長、国際医療学講座臨床感染症学分野教授、附属病院感染制御部部長 青木洋介氏を参考人として招致し、意見聴取の後、参考人への質疑を行いましたので、その過程で申し述べられました、主な質疑の概要を報告いたします。
まず、青木参考人から、「新型コロナウイルス感染症COVIT19現状・対策と今後の課題」について意見聴取の後、
◎新型コロナウイルス感染症の検査の課題と今後の検査体制のあり方
◎医療現場への支援のあり方
◎今回の新型コロナウイルス感染症に対する情報の取扱い
◎withコロナ時代におけるコロナとの共生社会のあり方
◎医療機関や高齢者施設等での今後の感染対策
◎新型コロナウイルスのワクチンや治療薬の効果の捉え方
◎新型コロナウイルス感染症の後遺症の症例の有無
◎保健所の機能体制強化の必要性
◎免疫力維持のための方法
◎新型コロナウイルス感染症の再陽性患者についての所見
◎唾液によるPCR検査の有用性
◎新型コロナウイルス感染症とインフルエンザの同時流行や同時感染の可能性
◎野生動物由来の人畜共通感染症への今後の研究
◎接触確認アプリの効果
◎医療現場から見た課題
◎過度な除菌等による人体への影響
などの質疑が行われました。
最後に、新型コロナウイルス感染症及びその影響による緊急経済対策等に関する諸問題の調査に関する件につきましては、今後なお検討すべき重要な問題が残されておりますので、閉会中の継続審査を議長に申し出ることにいたしました。
以上をもちまして、新型コロナウイルス感染症対策等特別委員長の報告を終わります。