議案等の審議結果
令和3年2月定例県議会
委員長報告
地域交流・県土整備常任委員長報告
委員長 大場 芳博
地域交流・県土整備常任委員長の報告をいたします。
3月4日の本会議におきまして、本委員会に付託されました議案及び継続審査中の事件につきまして、3月9日及び10日の両日、委員会を開催し、
「一般県道 嬉野下宿塩田線」及び「SAGAサンライズパーク」の整備の進捗状況に関する現地視察を含め慎重に審議いたしましたので、その経過及び
結果について報告いたします。
まず、採決の結果を申し上げます。
質疑終結の後、直ちに採決に移り、甲第1号議案中、本委員会関係分、甲第8号議案中、本委員会関係分及び甲第14号議案、以上3件の議案を一括して
採決した結果、全会一致をもって原案のとおり可決いたしました。
続いて、審議の過程で申し述べられました、付託議案についての主な意見の概要を申し上げます。
1「はじまりの名護屋城。」推進事業については、全国の歴史好き・城好きの方々だけではなく、多くの家族連れや女性グループが訪れることで、
県北部の観光振興につながるよう取り組まれたい。
1県内での聖火リレーの実施については、新型コロナウイルス感染症への対策を万全に行い、安全・安心な開催となるよう努められたい。
1東京2020オリンピック・パラリンピックのキャンプ受入れについては、ボランティアを活用し円滑な運営を行うとともに、新型コロナウイルス感染症
対策を徹底し、安全・安心な環境の下でキャンプ受入れができるよう準備を進められたい。
1SAGAアクアの工事については、建物の柱の上部が想定よりも外側に開いていることが判明し、原因調査と施工上の調整を行った上で工事が進められているが、建物への不具合や今後の維持管理等に影響が発生しないよう、工事関係者への指導監督を徹底されたい。
1「佐賀・鹿児島エールプロジェクト」については、両県で連携し様々な分野での交流を進め、その絆を未来につないでいくよう部局横断の全庁的な
プロジェクトとして引き続き推進されたい。
1吉野ケ里歴史公園については、今後も多くの方々に利用してもらえるようこれまでの公園利用者の状況を踏まえた招待券配布の取組や、開園20周年を
契機としたイベントを実施し、神埼・吉野ケ里エリアのさらなる交流人口の増加に努められたい。
1流域治水の推進については、近年激甚化している豪雨災害に備えるため、国や市町等の関係機関と連携するとともに市町が行う浸水被害対策を支援されたい。
などの意見が出されました。
次に、付託議案及び所管事項一般として申し述べられました、主な質疑の概要を申し上げます。
◎多文化共生の推進に向けたこれまでの県の取組と課題及び今後の方向性
◎九州佐賀国際空港における多目的スペースの整備概要と進捗状況及びコロナ臨時交付金の申請内容とその結果
◎九州新幹線西九州ルートの整備方式に関する国土交通省鉄道局との協議の進展に向けた県の考え方
◎アスリート寮の必要性と九州電力との協議の経緯及び今後の整備と運営に対する県の関わり方
◎岸岳城跡の文化財的価値についての県の認識と岸岳城跡を含む中世から近世の山城の認知度を高めるための情報発信と活用の必要性
◎唐津・玄海地区の海岸漂着ごみのモニタリング調査の概要と環境省の補助事業を活用した漂着ごみの回収実績及び今後の取組み
などの質疑が行われました。
最後に、11月定例会から引き続き審査中の
1地域交流行政について
1文化・スポーツ交流行政について
1県土整備行政について
1災害対策について
以上4件につきましては、なお調査検討を要するため、閉会中の継続審査を副議長に申し出ることにいたしました。
以上をもちまして、地域交流・県土整備常任委員長の報告を終わります。