議案等の審議結果
令和3年6月定例県議会
委員長報告
佐賀空港・有明海問題対策等特別委員長報告
委員長 土井 敏行
佐賀空港・有明海問題対策等特別委員長の報告をいたします。
自衛隊による佐賀空港使用等及び有明海の海洋環境の保全等に関する諸問題の調査に関する件につきまして、6月4日に委員会を開催し、県執行部に対する質疑を行いましたので、その過程で申し述べられました主な質疑の概要を報告いたします。
まず県執行部より「諫早湾干拓事業関連訴訟の状況」及び「有明海の現況」について説明を受けた後、
◎有明海再生事業等への県の取組状況
◎水産資源の回復に向けた県の取組み及び有明海特措法の改正内容
◎有明海再生に関する調査研究の今後の進め方
◎有明海における貝類資源回復への取組状況
◎漁獲量の推移に対する県の認識
◎潮受け堤防閉め切り以降の漁獲量の推移と県の受け止め
◎平成22年の開門確定判決に対する県の受け止め
◎開門への県議会の意見書や決議に対する県の認識
◎国が開門によらない基金案を主張していることへの県の受け止め
◎令和3年4月28日に福岡高裁が示した「和解協議に関する考え方」の特徴や県の評価及び国への働きかけ
◎諫早湾干拓潮受け堤防の開門を巡る訴訟中に行われた2つの和解協議の内容
◎請求異議訴訟の和解協議の期限や今後の展開
◎有明海における海流の変化と調査・研究の取組み
などについての質疑が行われました。
最後に、7月1日にも委員会を開催し、自衛隊による佐賀空港使用等及び有明海の海洋環境の保全等に関する諸問題の調査に関する件につきましては、今後なお検討すべき重要な問題が残されておりますので閉会中の継続審査を議長に申し出ることにいたしました。
以上をもちまして、佐賀空港・有明海問題対策等特別委員長の報告を終わります。