議案等の審議結果
請願と採決状況
請第5号
不採択
小学校・中学校・高校の全ての学年で早急に30人以下学級を実現することを求める請願
請願趣旨
新型コロナウイルス感染症が拡大するなかで、子どもたちのいのちと健康を守ることと、親の経済状態によらず学習する権利を保障することが大きな課題になった。感染拡大防止対策として、教室の「密」を避けるための少人数学級が必要である。教室内で生徒どうしの距離を2メートル離れて机を配置するためには、1クラス20人程度となる。30人以下学級にすれば、20人程度の学級は実現できる。
また、コロナ禍による経済の悪化は家計に大きな影響を及ぼし、それが子どもの教育に反映することが危惧される。そうした事態にも対応し、家計格差を補い、すべての子どもを大切にする教育を実現するためにも、少人数学級が欠かせない。
現在、少人数学級については、国の基準で小学校1年生に35人以下学級がなされ、佐賀県の取り組みで小学校2年生と中学校1年生に少人数学級またはティームティーチングによる学級編成がおこなわれている。高校生を含めて、他の学年は40人学級である。少人数学級は、ゆとりのある教室空間として、一人ひとりに寄り添った指導がさらに可能となり、学力も上がり、いじめや不登校への対応も手厚くできる。子どもの人格が互いに育ちあうことが十分に期待でき、積極的に推進している県もある。
今こそ、佐賀県の施策として小学校・中学校・高等学校の全ての学年で早急に30人以下学級を実現することを求める。
小学校・中学校・高校の全ての学年で早急に30人以下学級を実現すること。
令和3年12月2日
佐賀県議会議長 藤木 卓一郎 様
請願者 佐賀市高木瀬町大字東高木227-1教育会館4階
ゆきとどいた教育をすすめる佐賀県連絡会 世話人代表 名和田 陽子(署名人数:2,037人)
紹介議員 徳光清孝、藤崎輝樹、江口善紀、野田勝人、下田寛、武藤明美、井上祐輔