令和4年2月定例会 決議案と採決状況
決第1号
可決
ロシアによるウクライナ侵略に断固抗議し、即時撤退を求める決議(案)
ウクライナをめぐる情勢については、昨年以来、国境付近におけるロシア軍増強が続く中、我が国を含む国際社会が緊張の緩和と打開に向けて懸命な外交努力を重ねてきたが、2月24日、ロシアはウクライナへの武力攻撃、侵略を開始した。
今回の行動は、明らかにウクライナの主権、一体性を侵害し、武力の行使を禁ずる国際法の深刻な違反であり、国連憲章に反するものである。この事態は、法の支配に基づく国際秩序に対する挑戦であり、その根幹を揺るがしかねない暴挙である。
さらに、国際社会の強い自制の求めにかかわらず、ロシアは侵略行為を続け、首都キエフにまで侵略し、市民へ被害が拡大している。このようなロシアの力による侵略行為は断じて認められず、非難せざるを得ない。
また、ロシアは核戦力の特別態勢を発動し、核の使用さえも辞さないと示唆している。このことはウクライナだけでなく、全世界の脅威となっており、日本が唯一の戦争被爆国であることを踏まえると、断じて容認することはできない。
佐賀県議会は、ウクライナに安寧の日々が早急に来ることを願い、日本政府が経済制裁や人道支援においてG7をはじめとする国際社会と一致した措置をとることを支持するものであり、ロシアに対して、即時の攻撃停止と部隊撤退を強く求める。
以上、決議する。
令和4年3月 日
佐賀県議会
以上、決議案を提出する。
令和4年3月3日
提出者 全議員
佐賀県議会議長 藤木 卓一郎 様