令和4年6月定例会　概要

令和4年6月定例会概要

   令和4年6月定例県議会は、6月9日に開会し、21日間の会期を経て、6月29日に閉会しました。

　本定例会では、令和4年度一般会計補正予算案など32件の議案が審議され、予算議案及び条例議案等24件、意見書案2件が可決されたほか、予算専決議案1件が承認、人事議案2件が同意されました。

　予算議案では、当初予算編成後の情勢の推移に対応するとともに、原油価格・物価高騰及び新型コロナウイス感染症に対応するため、早急に措置を要するものについて、令和4年度一般会計予算に43億6,254万円を追加する補正予算案（2件）（追加後総額5,755億2,726万円、対前年同期比0.1％増）のほか、土地取得特別会計補正予算案、産業用地造成事業特別会計補正予算案の4件の補正予算案が原案のとおり可決されました。

　予算専決議案では、地方自治法の規定により令和4年5月26日に専決処分された「令和4年度一般会計補正予算（第1号）の専決処分について」の議案1件が承認されました。

　条例議案では、「にじゅうまる」の苗の不正流出事案等を受け、県民の意識を高め、知的財産を「守り、育てる、新たに生み出す」佐賀県を目指すため、新たな条例を制定する「佐賀県知的財産を大切にし、みんなで守り、育て、新たに生み出す条例案」など、9件の議案が原案のとおり可決されました。

　条例外議案では、八田江防潮水門誤操作により発生した漁船転覆等により、漁船所有者等に与えた損害を賠償する「八田江防潮水門誤操作に伴う漁船転覆等事故に対する損害賠償について」など、11件の議案が原案のとおり可決されました。

　人事議案では、監査委員の任期満了に伴い、新たに原惣一郎氏を選任する「監査委員の選任について」など、2件の議案が同意されました。

　意見書案関係では、2023年度の政府予算と地方財政の検討にあたり、コロナ禍への対応も勘案しながら、歳入・歳出を的確に見積り、地方財政の確立をめざすよう求める「地方財政の充実・強化に関する意見書案」など、2件の意見書案が可決されました。

　本会議（一般質問）では、知事の3期目の出馬をはじめ、佐賀空港への自衛隊配備要請、九州新幹線西九州ルート、有明海の再生、玄海原子力発電所、物価高騰対策、持続的な産業の発展、高齢運転者対策、新型コロナウイルス感染症関連、SAGA2024関連、SSP構想、防災対策、林業の再生、内水氾濫対策、有明海沿岸道路の整備、教育行政、警察行政などを中心に、県政全般にわたり幅広い議論が展開され、各委員会においては、所管事項等に関する質疑や付託議案等の審査が行われました。