旧統一協会(世界平和統一家庭連合)と政治家の関係をただすことを求める決議(案)
旧統一協会(世界平和統一家庭連合)は、正体を隠した伝道活動、霊感商法と高額献金、当事者の意思を無視した集団結婚など、社会的に問題があると指摘される団体であることは、これまでの司法による判決や警察による違法行為の摘発でも明らかである。
県内でも、旧統一協会の関連団体の行事、イベント等に政治家が出席、メッセージ送付、講演を行うなどしてきたことが報じられている。
このような行為は、社会的に問題があると指摘される活動に政治家がお墨付きを与え、それを利用することによる被害の助長にもつながりかねないことであり、厳に慎まなければならない。
また、「政策協定」や選挙支援を受けるなどという政治と旧統一協会との癒着とも言える関係は、政治への信頼を揺るがす許されないことである。
来年4月には統一地方選挙が行われる。社会的に問題があると指摘される団体である旧統一協会の問題点・認識を県議会としても明らかにし、県民に対して透明性を確保することは県民の付託を受ける議員として必要不可欠である。
1 県議会として、旧統一協会(世界平和統一家庭連合)による県民被害の実態を直視し、旧統一協会は社会的に問題があると指摘される団体であるとの認識を県民に表明する。
2 すべての県議会議員が旧統一協会との関係を明らかにし、今後の関係について是正する。
3 県議会として、社会的に問題があると指摘される団体である旧統一協会および関連する団体とは、今後いっさいの関係を持たないことを宣言する。
以上、決議する。
令和4年11月 日
佐賀県議会
以上、決議案を提出する。
令和4年11月22日
提出者 武藤 明美 井上 祐輔
佐賀県議会議長 藤木 卓一郎 様