政府は、健康保険証を廃止し、マイナンバーカードへの一本化を来年秋から強行しようとしている。
ところが、「マイナ保険証」に別人の医療情報がひもづけされるなどの誤登録が全国で7,300件を超えるなど、トラブルが多く発生している。さらに、資格情報が確認できず、医療費を10割も負担することになった件数が533件にも及ぶなどのトラブルも続出している。
世論調査でも、「保険証廃止するな」の声は72%もあり、国民は保険証廃止の強行に対して、明確に「ノー」を示している。
よって、政府は、ただちにシステムの運用停止を行い全容を解明すること、および来秋からの保険証廃止の強行はされないよう強く求める。
以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出する。
令和5年7月 日
佐賀県議会
衆議院議長 細田 博之 様
参議院議長 尾辻 秀久 様
内閣総理大臣 岸田 文雄 様
総務大臣 松本 剛明 様
厚生労働大臣 加藤 勝信 様
デジタル大臣 河野 太郎 様
内閣府特命担当大臣
(デジタル改革)
以上、意見書案を提出する。
令和5年7月5日