令和5年9月定例会 概要
令和5年9月定例県議会は、9月13日に開会し22日間の会期を経て、10月4日に閉会しました。
本定例会では、令和5年度一般会計補正予算案など26件の議案等が審議され、予算議案及び条例議案等18件、意見書案2件が可決されたほか、公安委員会委員の任命など人事議案2件が同意されました。なお、「令和4年度佐賀県歳入歳出決算の認定について」など2件の決算議案は、決算特別委員会に付託され、継続審査となりました。
予算関係では、6月補正後の情勢の推移に対応するとともに、令和5年7月九州北部豪雨災害及び物価高騰に対応するため、早急に措置を要するもの、及び豚熱の防疫対策に要するものついて、所要額を304億2,001万円増額(増額後総額約5,624億644万円、対前年同期比4.1%減)する令和5年度佐賀県一般会計補正予算案など9件の予算案が原案のとおり可決されました。
条例関係では、障害を理由とする差別の解消の推進に関する法律の改正を踏まえ、事業者に対し、社会的障壁の除去の実施に係る必要かつ合理的な配慮の提供を義務付け、障害を理由とする差別の解消の一層の推進を図る「障害のあるなしにかかわらず、ともに暮らしやすい佐賀県をつくる条例の一部を改正する条例案」など4件の議案が原案のとおり可決されました。
条例外議案関係では、佐賀県が行う建設事業に対する令和5年度の市町の負担額を定める「県事業に対する市町の負担について」など、5件の条例外議案が原案どおり可決されました。このほか、公安委員会委員を任命することに議会の同意を求めた「公安委員会委員の任命について」など、2件の議案が同意されました。
意見書案関係では、政府及び国会に対し、私立中学高等学校教育の重要性に鑑み、教育基本法第8条の「私立学校教育の振興」を名実ともに確立するため、私学助成に係る国庫補助制度を堅持し一層の充実が図られるよう強く要望する「私学助成の充実強化等に関する意見書案」など2件の意見書案が可決されました。
本会議(一般質問)では、県立大学の設置関連をはじめ、九州新幹線西九州ルート関連、佐賀空港の自衛隊使用要請関連、玄海原子力発電所関連、九州北部豪雨災害への対応関連、豚熱対策関連、SAGA2024関連、SSP構想、子育て支援、水害対策、農業・林業・水産業の振興、福祉行政、土木行政、教育行政、警察行政などを中心に県政全般にわたり幅広い議論が展開され、また、各常任委員会においては付託議案の審議、採決及び所管事項に関する質疑が行われました。