「学校支援活動」について
県教育委員会では、佐賀大学教育学部との連携・協力協定に基づき平成17年度から「学校支援活動」を実施しており、今年度で19年目を迎えます。(令和3年度までは、同様の活動内容を「教育ボランティア活動」という名称で実施)
この「学校支援活動」は、教員志望の佐賀大学の学生を県内市町立小・中学校及び義務教育学校、県立特別支援学校が「学校支援活動員」として受け入れ、児童生徒の学習や体験活動等の補助を行うものです。
佐賀大学教育学部及び県教育委員会では、この活動を通じて学校の様々な教育活動を経験し、児童生徒や教育現場をより深く理解した教師の育成・確保を図るとともに、児童生徒へのきめ細かな指導の充実や学校の活性化等につながることを期待しています。
令和5年度「学校支援活動」の概要
〈実施期間〉
令和5年8月16日~10月1日
※期間外での活動については、必要に応じて学校と学生とで個別に協議して実施する。
〈派遣実績〉
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小学校 |
中学校 |
義務教育学校 |
特別支援学校 |
合計 |
学 校 数 |
33校 |
13校 |
1校 |
3校 |
50校 |
派遣件数 |
36件 |
16件 |
1校 |
6件 |
59件 |
派遣人数 |
139人 |
64人 |
2人 |
21人 |
226人 |
〈主な活動内容〉
・長期休業中の学習指導の補助
・授業中の学習指導の補助
・運動会・体育大会の補助
・特別な支援を必要とする児童生徒への学習指導の補助 等
「学校支援活動」に参加した学生や受け入れ校の声
≪参加した学生≫
・実際に教育現場に行ってみて、自分が想像した以上に子供たちは素直で先生のことをよく見て日々成長していると感じた。以前は、どのようにいい授業を作り上げていくのかを学んでいきたいと思っていたが、今は、それに加えていかに良い学級づくりをしていくのか、子供たちとの距離感などを学んでいきたいと考えるようになった。
・子どもと関わるとき一人の子ばかり気にかけるのではなく、全体を見渡して困っている子などが居ないか気にかけることが大切だと思った。子供たちとの関わり方、子供たちとの適度な距離感の中で成長を促していく教育の手立てなどを学ぶことができた。
・学校の実際の様子を見て、子供との接し方を学んだ。塾のアルバイトだけでは知ることができない「学校」にいる時の児童生徒の様子を見ることができたことはとても有意義だったと思う。
・発達障害をもつ生徒に対しても、優しく接するだけでは本人の成長に繋がらないことがあるということ。実際の学校現場に行くことで、耳にしていた教員の大変さを実感したが、その分子どもたちと関わっていくうえでのやりがいも感じることができ、教員の魅力を再認識できた。
≪受け入れ校の児童生徒≫
・一緒に遊んでもらったり、絵を描いてくれたりして、とても嬉しかった。また来てほしい。
・丁寧に教えてくれたり、質問にも優しく答えてくれたりと、とてもやさしく接してくれた。 もっと長い期間学校にいてほしかった。
≪受け入れ校の教職員≫
・積極的に子どもたちと関わり、理解しようと努力していた。子どもたちの視線に合わせて優しく子どもたちに接する学生の姿は、自分も見習うべきと感じた。
・体育大会の準備を中心とした活動であったが、テント設営などの力仕事や体調不良者への対応など、進んで要領よく動いてくれた。「学生の気持ちの良い機敏な動きのおかげで、助かった。」といった声が、多くの校内職員から挙げられた。
添付資料
過去の関連資料(過去3年分)
※令和2年度は、新型コロナウイルス感染症拡大防止のため活動中止