伊万里実業高校では「人と環境に優しい農業教育を目指して」というテーマに取り組んでいます。
AAA活動(Animal Assisted Activity:動物介在活動)【令和5年10月~令和6年1月】
動物介在活動とは、動物とふれあうことによる情緒的な安定、レクリエーション、QOLの向上等を主な目的としたふれあい活動です。生物科学科3年生動物コースの3人が、伊万里市内6か所の幼稚園及び保育園で9回、老人介護施設に2回訪問し、ふれあい体験を実施しました。最初に本校の4匹のトイプードルを紹介し、生徒たちによるトレーニングを披露します。そして、餌やりや散歩を通してふれあってもらいました。最初は怖がっていた子どもがいつの間にかリードを持って積極的に散歩をしてくれるようになったり、利用者さんと施設職員の会話も増えるきっかけとなったりと交流が深まりました。
生徒にとって、子どもたちや利用者の方々の笑顔が忘れられない思い出の体験となりました。
地域貢献活動【令和6年2月2日(金曜日)】
『「古伊万里公園」のベンチが老朽化し困っている。』まちづくり伊萬里の早田さんが発信するSNSを見て、森林環境科の生徒たちが製作したベンチを寄贈しました。
ケーブルテレビの取材で生徒は、「古伊万里公園は、友達や家族などとお祭りに行った思い出のある場所です。老朽化したベンチに代わり、自分たちが製作したベンチで快適に利用してもらえたら嬉しいという思いで製作しました。」と話していました。
今回は2つ寄贈しましたが、3月中にもう2つ寄贈する予定です。寄贈したベンチはその日のうちに公園に設置されました。古伊万里公園に立ち寄った際は、ぜひ座ってみてください。
外部講師講演会【令和6年2月21日(水曜日)】
フードビジネス科の地域における事業展開に関する学習の一環として、伊万里市内で製菓業を営まれている「伊万里菓舗うちだ」の店主内田信充氏にご講演いただきました。
「うちだ」では2019年に店舗を閉鎖しています。実店舗がない代わりに、伊万里初の移動販売「ウーチーイーツ」の実施と伊萬里まちなか一番館のカフェスペースに「POPO CAFÉ」を出店しています。店舗の運営にとらわれない新たな事業展開として、経験談を交えながらお話しいただきました。
生徒たちは店舗のない事業形態に驚きながらも、移動販売等によるお菓子を通じたふれあいの大切さを感じているようでした。
ものづくりフェア、アウトドアイベント【令和6年3月2日(土曜日)】
本校を会場として毎年行われている「ものづくりフェア」が、全国ものづくり塾主催で開催されました。このイベントは今年で4回目を迎え、昨年を大きく超える100名以上の方に参加していただきました。
森林環境科の1年生もお手伝いした「木を使ったおもちゃの製作」のイベントでは、多くの子どもたちにものづくりの楽しさや木の魅力を体験してもらいました。
また、森林環境科2年生は、アウトドアの魅力や木や葉っぱなどの自然物にふれるきっかけ作りを目的として、「火起こし」アウトドア体験を実施しました。マッチやライター、ファイヤースターターを使用して、火口(ほぐち)に火を付ける体験をしてもらいました。
幼児や小学生は日ごろ火にふれる機会もないため、火起こしに苦戦して何度も挑戦する姿が見られましたが、うまく火を起こせたときは大喜びでした。