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日本初の反射炉発祥の地で、雄藩の志を継承する鋳造実習を日新小学校の児童を招いて実施します。
本年、創立127周年を迎えた佐賀県立佐賀工業高等学校は、「至誠剛健」の校訓を胸に、地域産業の発展に貢献できる技術者を育成するため、日々尽力しております。
この度、機械工作の基礎を学び、ものづくりの醍醐味を経験する機会として、「キュポラ(溶解炉)を使った溶解・鋳造実習」を実施いたします。
本実習は、平成14年度より続く伝統あるものであり、進路を控えた機械科2年生が、安全に留意しながら協力して行います。
さらに、地域貢献の一環として、日新小学校5年生50名を実習に招き、本校生徒から反射炉の歴史や鋳造実習について説明いたします。
記
1 日時 令和6年1月21日(火曜日) 10時~12時
※1月15日(水曜日)更新
2 場所 佐賀工業高等学校鋳造実習室(佐賀市緑小路1-1)
3 対象生徒 機械科2年 40名
4 実習スケジュール
8時00分 キュポラ(溶解炉)点火
10時10分 空吹き、本吹き(炉内温度の調整)
11時00分 鋳造実習(溶かした鉄を型に流し込む実習)
※ 報道関係の皆様へのお願い
取材いただける場合は、事前に本校教頭までご連絡ください。
5 溶解・鋳造実習について
○ キュポラ(溶解炉)を使った溶解・鋳造実習は、午前8時から火入れをし、次に溶解炉に鉄くずとコークス、石灰石を入れ、
強風 を送り込みます。コークスが燃え、その熱で鉄が溶け、3時間後には、鉄の温度は1500度近くにもなります。
合図とともに、溶け出た真っ赤な鉄を取鍋に受け、慎重に鋳型に流し込みます。
○ 鋳造実習は、事前に生徒が製作した小型万力や課題研究で製作した製品の型に、溶かした鉄を流し込む実習です。
鋳込んだ小型万力の素材は、手仕上げ実習で、やすり加工や穴あけ加工を施し、製品に仕上げます。
◯ 日新小学校5年生を実習に招き、機械科2年の生徒2名が、反射炉の歴史や鋳造実習の内容について、パワーポイント等で説明
します。
<キュポラ(溶解炉)を使った鉄の溶解実習の様子>
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