令和6年(2024年)12月19日 教職員課 担当者 副課長 吉原、人事主幹 平石 内線 3232、3234 直通 0952-25-7226 |
令和6年11月24日(日曜日)に、県内の公立中学校の教諭が起こした飲酒運転について、本日、当該教諭に対して懲戒処分を行いました。
1 処分の概要
(1) 被処分者 県内の公立中学校 教諭 男性 30代
(2) 処分年月日 令和6年12月19日
(3) 処分内容 懲戒処分(免職)
(4) 退職手当 全部を支給しない
2 事案の概要
被処分者は、令和6年11月23日(土曜日)18時30分ごろから、鳥栖市内で開催された懇親会に参加し、1次会において、生ビールジョッキ2杯、ハイボールジョッキ2杯、レモンサワーコップ半分を飲酒した。また、21時30分ごろから開催された2次会において、ハイボールジョッキ2~3杯を飲酒し、電車の時間のため23時ごろに会場を出た。
2次会場を出た後、徒歩でJR鳥栖駅まで移動し、同駅のホームで運転代行業者に電話、代行運転を予約した。電車でJR鳥栖駅から23時40分ごろJR久留米駅に移動し、徒歩で駐車場まで移動して被処分者の自家用車内で運転代行業者を待っていたところ寝てしまった。0時10分ごろに目が覚めたが、運転代行業者が到着しておらず、また、被処分者のスマートフォンに着信もなく、翌朝部活動の試合があることを理由に、早く家に帰り回復したいと思い、自宅まで帰ろうと自家用車を運転した。久留米市白山町の市道において飲酒検問が行われており、呼気検査により呼気1リットルあたり0.71ミリグラムのアルコールが検知され、福岡県警察により現行犯逮捕された。
3 本人の弁
これまで、職員会議など折にふれて、校長等管理職から服務規律の保持として、飲酒運転禁止については再三指導が行われていました。それにも関わらず、このような自分勝手な、規範意識に欠ける無責任な行動を起こしたことを深く反省しております。社会人として、法を遵守し、今後、二度とこのような愚かな行為を起こさないと誓います。
4 管理監督責任に係る服務上の措置
所属職員の管理監督が不十分であったため、校長に対し、本日、鳥栖市教育委員会において、文書訓告の措置を行いました。
5 再発防止について
今回の飲酒運転事案の発生を受け、各学校で飲酒運転根絶のための実行宣言を作成するよう指導するとともに、所属の懇親会でリーダーを指定し、飲酒する者に車を運転させない取組を懇親会参加者全員で実行するよう指導しています。また、飲酒運転が重大な影響を及ぼすことを理解できるようチェックリストを作成して個々人で実施するなどの再発防止の取組を行っています。
また、本日付けで各市町教育委員会教育長及び各県立学校長あてに通知し、不祥事の発生防止について職員一人ひとりへの綱紀粛正の徹底を図りました。
今後も、校長会や研修会等のあらゆる場において、飲酒運転根絶のため服務規律及び高い倫理観の保持等について、引き続き徹底した指導を行ってまいります。
6 教育長コメント
今年7月の公立中学校の教諭による飲酒運転及び物損事故事案に続き、今回公立中学校の教諭が飲酒運転を行うという不祥事が発生しました。
相次いで発生した飲酒運転により、教職員への信頼、ひいては本県教育への信頼を大きく裏切る結果となってしまったことについて、県民の皆様に心からお詫び申し上げます。
県教育委員会として、飲酒運転根絶に向けた対策の定着を図るとともに、改めて、一人ひとりに教職員としての矜持を持つことを強く促し、市町教育委員会及び学校関係者とともに服務規律の徹底について、全力を挙げて取り組んでまいります。