令和7年(2025年)5月27日 教職員課
担当者 副課長 吉原、人事主幹 平石、
人事主幹 増井
内線 3232、3234、3237 直通 0952-25-7226 |
公立学校の教職員3名が起こした不祥事について、本日、当該教職員に対して懲戒処分を行いました。
1 児童ポルノ所持等事案
(1) 処分の概要
(ア) 被処分者 公立小学校 教諭 男性 30代
(イ) 処分年月日 令和7年5月27日
(ウ) 処分内容 懲戒処分(免職)
(エ) 退職手当 全部を支給しない
(2) 事案の概要
被処分者は、令和6年1月頃からSNS上で知り合った複数の人物から児童ポルノに該当する動画の提供を受け、約500本を所持するに至った。また、被処分者は、SNS上で知り合った複数の人物に対して、児童ポルノに該当する動画を数十本提供した。
(3) 本人の弁
この度は、私の不適切な行為により、辛い思いをさせてしまった児童、保護者の方、そして多くの方に御迷惑をおかけしてしまい、心よりお詫び申し上げます。子どもたちの見本となるべき存在の教育公務員として、決してやってはいけないことだと深く反省しています。
(4) 管理監督責任に係る服務上の措置
所属職員の管理監督が不十分であったため、現所属長及び前所属長に対し、所轄の市町教育委員会において、本日付けで文書訓告の措置が行われた。
2 わいせつ事案
事案1
(1) 処分の概要
(ア) 被処分者 県立学校 教職員 男性 40代
(イ) 処分年月日 令和7年5月27日
(ウ) 処分内容 懲戒処分(停職6月)
(2) 事案の概要
被処分者は、令和6年8月、職場内において、同僚である女性職員に対し、同意なく腕をつかんで引き寄せて服の上から胸を触った。
また、令和6年9月、職場内において、同女性職員の同意なく腕をつかんで引き寄せて抱きしめた。
※ 被害職員に配慮し、個人の特定につながる詳細な情報の提供は控えさせていただきます。
(3) 本人の弁
ご迷惑をおかけした方々、特に、被害者の方への謝罪の気持ちを持ちながら、信頼と信用を回復し、業務で貢献できるように、日々の業務や研修、日常生活に、真摯に取り組んでいきます。本当に、申し訳ありませんでした。もう、二度とこのような行為は行いません。
(4) 管理監督責任に係る服務上の措置
所属職員の管理監督が十分ではなかったため、校長に対し、本日、県教育委員会において文書訓告の措置を行った。
事案2
(1) 処分の概要
(ア) 被処分者 公立小学校 教諭 男性 40代
(イ) 処分年月日 令和7年5月27日
(ウ) 処分内容 懲戒処分(停職3月)
(2) 事件の概要
被処分者は、令和4年9月、数名の同僚と懇親会を行った。懇親会終了後、飲酒をしていなかった同僚である女性職員の自家用車に同乗し、自宅まで送り届けてもらう途中、助手席に座っていた被処分者が、同意なく同女性職員の体を触るなどし、自家用車から降りる際には、同女性職員を引き寄せてマスクを降ろしてキスをするという行為を行った。
※ 被害職員に配慮し、個人の特定につながる詳細な情報の提供は控えさせていただきます。
(3) 本人の弁
同僚職員に対して不適切な行為を行ってしまい、大変申し訳ありませんでした。今回の件を深く反省し、今後は飲酒を控えることを誓います。社会規範を遵守し、児童、保護者、同僚、県民からの信用を失墜させることのないように誓います。
自分の軽率な行動により多数の方々に多大なるご迷惑をおかけし、本当に申し訳ございませんでした。改めて深く反省し、教育公務員として失われた信頼を回復すべく職務に専念してまいります。
3 再発防止について
本日付けで各市町教育委員会教育長及び各県立学校長宛てに綱紀粛正の通知を発出した。
校長会や研修会等の場においても、服務規律及び高い倫理観の保持等について、引き続き徹底した指導を行う。
4 教育長コメント
この度、教職員及び本県教育への信頼を大きく損なうこのような不祥事が相次いで発生したことについて、被害者及び県民の皆様に心よりお詫び申し上げます。
県教育委員会といたしましては、学校教育に対する県民の皆様の信頼回復のため、職員一人一人の自覚を強く促し、高い倫理観を持って行動するよう、市町教育委員会、学校関係者とともに服務規律の徹底に全力を挙げて取り組んでまいります。