県教育委員会では、ICT利活用教育の推進は、教育の質の向上と子どもたちの学力の向上につながる有効な手段であると捉え、現在、全県規模で「先進的ICT利活用教育推進事業」に取り組んでいます。
いよいよ来年度からは、県立高校全校で、新入生を対象に学習者用端末を導入します。
そこで、来年度の県立高校入学を目指している生徒のみなさんをはじめ、保護者の皆様や県民の皆様に、学習者用端末を利活用した学習の効果を体感していただくため、「先進的ICT利活用教育体験会(ICTで、学校の授業はこう変わる)」を開催したところ、県内を中心に230名の参加者がありました。
概要は、以下のとおりです。
記
1 期日 平成25年9月7日(土曜日)
2 会場 武雄市北方公民館
武雄市北方町大字大崎2217
3 日程
【第1部】 9時~12時
【操作体験会】 12時~13時
【第2部】 13時~16時
※第1部と第2部は同じ内容
(1) 事業紹介 9時~10時 13時~14時
佐賀県教育庁教育情報化推進室長 福田孝義
(2) 実践校教諭による模擬授業
10時10分~11時30分 14時10分~15時30分
前半 授業者:佐賀県立武雄青陵中学校 正司博文 教諭(数学)
後半 授業者:佐賀県立香楠中学校 森 忠親 教諭(社会)
(3) 質疑応答 11時40分~ 15時40分~
4 参加者からの主な意見・感想
Ø
Ø ○今回の模擬授業を見て、大変参考になりました。また、どのような学習者用端末を使
うのかが分かり、使用についてもわかりやすかった。
Ø ○学習者用端末によって、生徒が「取り組まなければならない」という意識も上がるし、
教える側も理解度の把握がよくできると思う。何より時間短縮ができる部分で、他の
考える時間等をより多く生み出すことができる。
○教材の一斉配信や生徒の解答を利用した発表の場面など、ICTを利活用した授業
を実感することができた。
○ICTを利活用することで、授業の効率、児童の理解度も向上することは実感している。
ただ機器である以上、不具合が起こることもあるし、更新も必要であると思う。
○より良い活用のために職員が研修することがこれから重要になってくると感じた。
○学習者用端末は、持ち運べば、落としたり自転車の振動で調子が悪くなったり、最悪
の場合は盗難なども考えられる。保険など検討してほしい。
○端末の操作は、子どもたちはすぐ慣れると思うので、とても有効だと思う。
○模擬授業は初体験で、話を聞くだけではわからないことが実感できた。