事業開始から3年が経過し、入学時から学習用パソコンを用いた教育を受けた生徒が卒業したことから、あらためて現状の把握と課題の整理を行いました。その中で、これまで得た知見や取組の成果等を踏まえ、学校の特色に応じた活用方法などの検討を行うとともに、備品として整備を行った場合でも、これまで同様に学校外で使用することが可能と判断し、ICT環境の整備について見直しを行ったところです。
その見直しの一つとして、平成30 年度の1 年生から、これまで入学時に保護者にご準備いただいていた学習用パソコンを、県の備品として整備し、在学期間において貸し出すこととしました。貸与の学習用パソコンは、これまでの自己所有の学習用パソコンと同様に、自宅等の学校外でも使用することができます。
一方で、デジタル教材については、これまでは県が購入費用を負担していましたが、今回、学習用パソコン本体の購入費用負担がなくなるため、平成30 年度の一年生から、紙の教材と同様に保護者負担とさせていただくこととしました。平成29 年度以前に入学した生徒が使用するデジタル教材については、今後も引き続き県で整備を行います。
また、これまで保護者負担いただいた学習用パソコンについては、卒業時にOSやオフィスソフトを最新版にアップグレードします。また。辞書も引き続き使用することができますので、卒業後も活用していただきたいと考えています。