平成23年4月、県立太良高等学校は「多様な学びのできる全日制高校(普通科)」のモデル校として、新しくスタートします。
体験学習を含め、多様な科目からの選択が可能な単位制を導入するなど、新しいタイプの高等学校です。また、今までの西部学区の生徒に加えて、新たに不登校経験や発達障害のある生徒、高等学校を中途退学した人を対象に生徒募集を行います。
生徒一人ひとりの個性や可能性を引き出すことで、生徒の特性や将来設計に沿った進路の実現を目指します。
1 キャッチフレーズ
HOT School(ホットスクール)
Hope (希望を持ち)
Only one (かけがえのない自分をみがき)
Try (未来に向けて努力する) 学校です。
2 多様な学びを実現します
単位制を活かし、自分の進路目標や興味・関心、適性に応じた学習ができるよう、自分にあった「時間割」を作成します。
資格取得が可能な科目や進学に必要な科目、基礎をじっくり学ぶ科目から発展的・専門的な科目まで、多彩な授業科目を用意します。なかでも地域と連携した体験学習では、太良の豊かな自然の中で、地域の方々と触れ合いながら実習や就業体験を行います。
新しい科目の紹介(一部)
ベーシック数学、ベーシック英語
中学校で学習した内容の確認を通して基礎力を高め、高校の数学や英語へのスムーズな導入を図ります。
自然と実験A
有明海の生物や潮の干満など、観察や実験を通して郷土の自然を学習します。
郷土学習
太良の歴史や伝統文化、地場産業について、様々な体験を通じて学習します。
体験学習
太良の農林水産業や福祉施設等で体験学習を行います。専門的な技能の習得だけでなく、コミュニケーション能力を高めることも目指しています。
3 わかりやすい授業を実践し、進路目標の実現を図ります
少人数授業や電子黒板を使用した授業などわかりやすい授業を行います。また、パソコン室の充実、eラーニング(※1)の活用などICT(※2)教育の充実を図ります。
生徒一人ひとりの個性や可能性を引き出すことで、生徒の特性や将来設計に沿った進路実現を目指します。
※1 eラーニングとは、パソコンと校内ネットワークを活用し、教室以外の場所で専用の教材を利用して学習できる、遠隔教育システムのことです。
※2 ICTとは、情報通信技術のことで、Information and Communication Technologyの略称です。
4 新たに全県募集枠を設けます
従来からの西部学区での募集(40人、隣接学区からは20%以内)に加えて、今回新たに「全県募集枠」(40人)を設けます。この「全県募集枠」では、全日制高校で学ぶ意欲と能力のある、不登校経験や発達障害のある生徒及び高校中途退学者を対象に募集を行うものです。
平成23年度 佐賀県立太良高等学校の入学者選抜について(概要)
募集区分 |
募集人員 |
所属学区・応募資格など |
入学者選抜方法について
(主な特徴) |
全県募集枠 |
40名 |
- 県内全域から募集
- 応募資格
・不登校経験等のある者
・発達障害のある者
・高等学校中途退学者
で、全日制高校で学ぶ意欲と能力のある者
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- 佐賀県立太良高等学校全県募集枠選抜
・学力検査(5教科 傾斜配点あり)
・調査書(出欠の記録、各教科の学習の記録は評価しない。)
・面接
等による総合的判断
※西部学区枠との併願は不可
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西部学区枠 |
40名 | |
- 一般推薦入試は実施しません。
- 後期試験
・学力検査(5教科 傾斜配点なし)
・調査書(全項目を評価対象)
・面接
等による総合的判断
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太良高校では、平成21、22年度文部科学省の研究指定を受け、発達障害のある生徒に対する教育環境の整備、授業方法・教育課程上の工夫、就労支援等について実践的な研究に取り組んでいます。
平成21年度の中間まとめについては、文部科学省ホームページ(外部リンク)からご覧になれます。
6 新太良高校の情報発信
太良高校の特色や詳細については、「太良高校改編リーフレット」でご紹介しています。