佐賀大学教育学部、佐賀大学大学院学校教育学研究科との連携・協力協議会を開催しました(1月30日)
県教育委員会では、佐賀大学教育学部、佐賀大学大学院学校教育学研究科との間で締結した連携・協力協定に基づき、様々なプロジェクトを実施しています。
この度、各プロジェクトの平成30年度実施状況及び今後の予定についての報告と意見交換を行うため、「平成30年度第2回連携・協力協議会」を平成31年1月30日に開催しました。
会議の概要
1 日時平成31年1月30日(水曜日) 13時30分~15時30分
2 場所
佐賀大学教育学部多目的室
3 出席者
(1)佐賀大学教育学部 学部長他 18名
(2)佐賀大学大学院学校教育学研究科 研究科長他 6名 ※学部長と研究科長は併任のため計23名
(3)佐賀県教育委員会 副教育長他 17名
4 議題
(1)平成30年度連携・協力事業の実施状況及び今後の予定について
(2)平成31年度連携・協力事業の確認について
(3)意見交換・情報交換等
1 各プロジェクトの平成30年度実施状況及び今後の予定について
【連携・協力協議会】
(佐賀大学)教員養成研修改革協議会について(資料1-1)
教員研修計画検討委員会を3回開催し、様々な議論がなされ、「教員研修計画」を策定したところ。大学と関連するのものとしては、中堅教諭等資質向上研修の選択研修に教員免許状更新講習を認めることとした。大学院修了者や講師経験者への弾力的運用については、文科省通知を受け、初任者研修の一部免除等を今後も検討していく。
【教員養成専門部会】
(佐賀大学)教育ボランティア活動について(資料2-1)
派遣人数は昨年と同程度。学生にとって教職への意欲の向上につながっており、学校にとっても学生にとっても充実した派遣活動ができている。全ての派遣希望市町へ派遣できるよう検討していきたい。
(佐賀大学)教職実践演習の実施と教員養成カリキュラムの見直し(資料2-2)
15回の演習のうち教育委員会から2回派遣。佐賀市内中学校において実務演習を実施している。今後は指導主事の意見や、幼稚園教諭を想定したテキストの部分的な改訂が必要である。
(佐賀大学)発達障害と心身症への支援に強い教員の養成(資料2-3)
特別支援教育の専門性の向上と、養護教諭等の教育相談力向上を目的として、それぞれの担当者により教員向けの研修を行った。「教師自身のアクティブ・ラーニング」や「家族療法」を取り入れた講義や事例検討を行った。次年度は、教員研修専門部会の一事業と位置づけ実施。。
【教員研修専門部会】
(佐賀大学)中堅教諭等資質向上研修等研修機会の多様化について(資料3-1)
13講座を予定していたが、台風の影響もあり12講座となった。受講者数が昨年度の半分となったことについて、開始時間が13時からということ、年度当初に実施日が未定だったことが要因と考えられ、改善を図っていきたい。
(佐賀大学)理科指導力向上研修プログラムについて(資料3-2)
佐賀県採用の2年目の教員全員に対して研修を行った。研修内容に対するアンケート結果は高評価であり、1年目での実施希望もあるなど満足度は高いと言える。全ての分野を一日で行うためスケジュールがタイトであり、改善を図っていきたい。
(県教育委員会)自主研修「サタデーセンター(サタセン)」について(資料3-3)
現在、30講座を実施(全39講座中)し、403名の参加があった。3名の佐賀大学教員に協力いただき、土曜日の実施ということで大変感謝している。受講者の満足度が高く、次年度も引き続き実施していきたい。
【教育課題研究専門部会】
(県教育委員会)児童生徒の活用力向上研究指定事業について(資料4-1)
テーマを設定し、実施。12月末現在で、のべ92校で実施。4,368名が参加。付属小・中学校が研究協力いただいている。取組の実践を見た教員が自校で情報共有してもらい、ぜひ実践してもらいたいと考える。
(佐賀大学)ICT利活用による学校支援について(資料4-2)
佐賀県は全国と比較してICT機器の学校への整備が進んでおり、他県等からの問い合わせが多いという状況である。現場への直接的、協働的支援や、教材・指導法開発など、さらに先進的な取り組みを県と大学で研究していきたい。
(県教育委員会)いじめ防止調査研究事業について(資料4-3)
県内公立学校全てを対象に研修会を実施。307名の参加があり、アンケート結果は好評であった。グループによる討議が有効であり、課題をチームで解決することを再認識できたという声があった。今後も、いじめ防止対策推進法に基づいて実施していく。
(県教育委員会)教師力・学校力向上に資する実践研究について(資料4-4)
2年計画で進めており、今年度は2年目。昨年度と比較して実施総数が減っているのは、実践へシフトしていることによる。佐賀大学教員からの理論的、専門的助言により有用な研修の場となっている。次年度は新しい研究をスタートさせる。
【教職大学院専門部会】
(佐賀大学)実践的指導力向上事業について(資料5-1)
高度専門職業人養成として実施。4か所で講座を実施し、昨年度よりも多くの参加があったが、地区によって参加者数に偏りがあり次年度実施の課題となる。実践研究として教員にも登壇いただいたところ。
(佐賀大学)学び続ける学校トップリーダーの資質向上事業について(資料5-2)
育成指標に基づいた研修として位置づけており、今年度は民間企業も含めた県内の人的資源を活用して実施。アンケートでは肯定的な評価が多かったが、いかに満足度を得られるような内容にするかを検討している。次年度は5回実施予定。
添付ファイル
協議会資料
1. 協議会次第 (PDF:87.3キロバイト)
2.個別プロジェクト
(1)【1-1】教員養成研修改革協議会 (PDF:78.9キロバイト)
(2)【2-1】教育ボランティア活動 (PDF:118.4キロバイト)
(3)【2-2】教職実践演習の実施と教員養成カリキュラム (PDF:69.1キロバイト)
(4)【2-3】発達障害に強い教員養成 (PDF:232.5キロバイト)
(5)【3-1】中堅教諭等資質向上研修 (PDF:122.5キロバイト)
(6)【3-2】理科指導力向上研修プログラム (PDF:132.9キロバイト)
(7)【3-3】自主研修「サタデーセンター(サタセン)」 (PDF:96.6キロバイト)
(8)【4-1】児童生徒の活用力向上研究指定事業 (PDF:64.5キロバイト)
(9)【4-2】ICT利活用による学校支援 (PDF:88.3キロバイト)
(10)【4-3】いじめ防止調査研究事業 (PDF:154.7キロバイト)
(11)【4-4】教師力・学校力向上 (PDF:297.4キロバイト)
(12)【5-1】実践的指導力向上事業 (PDF:66.1キロバイト)
(13)【5-2】学び続ける学校トップリーダーの資質向上事業 (PDF:91.9キロバイト)
関連リンク
連携・協力協議会の開催状況(平成19年度~)