4 学科改編の理由
工業分野では、近年の産業構造及び就業構造の変化から、生産技術面での細分化が進み、より高度な知識・技術が求められており、佐賀工業高等学校では、これまで各学科の教育課程の工夫等で対応してきた。
学科改編を行うことで、各学科の学習内容を分かりやすくし、より専門的な知識及び技術が学習できる環境を整えるとともに、さらなる情報技術の進展や、AI(人工知能)及びIoT(Internet of Things:モノのインターネット)の普及に対応した産業人材の育成に寄与することができる。
5 学科の概要
【機械科】
機械に関する基礎的な知識及び技術や、「ものづくり」の分野で求められる専門的知識及び技術(金属の加工、溶接、機械部品の組立等)を学習する。
【機械システム科】
機械をコンピュータで制御する技術を用いた生産システムに関する基礎的な知識及び技術や、ロボット制御による産業界で求められる専門的知識及び技術を学習する。
【電気科】
電気に関する基礎的な知識及び技術や、電力技術(発電、送電、配電)及び電気設備の分野で求められる専門的知識及び技術を学習する。
【電子科】
電子に関する基礎的な知識及び技術や、デジタル回路を用いた制御及び通信技術の分野で求められる専門的知識及び技術を学習する。
【情報システム科】
コンピュータ内部の仕組及び高度情報化社会を支えるコンピュータネットワーク技術に関連した基礎的な知識及び技術や、デジタル技術による機器制御及びコンピュータプログラミングで求められる専門的知識及び技術を学習する。
※ 建築科は従来どおり
なお、平成32年度(2020年度)の佐賀県立高等学校の募集定員については、今年7月の定例教育委員会で決定する予定です。