平成21年3月17日(火曜日)の定例教育委員会において、「佐賀県立高等学校再編整備第二次実施計画」を決定しました。再編計画の概要については下記のとおりです。
なお、詳細については添付ファイルをご覧ください。
また、本計画決定に際しては、平成20年11月25日から12月26日までパブリック・コメント手続を実施し、26件のご意見をいただきました。詳細については関連リンクをご覧ください。
記
【佐賀県立高等学校再編整備第二次実施計画概要】
1 太良高等学校の改編
○ 現在の太良高等学校の2学級については、平成23年度に西部学区の定員としては1学級を減じます。その上で、新たな教育課題に対応するため、地元からの提案も踏まえ、全日制高等学校で学ぶ意欲のある、不登校経験や発達障害のある生徒、高等学校中途退学者などを全県から募集することとし、新たに40人程度の定員を設けます。
○ これにより、これまでの太良高等学校が果たしてきた役割を引き継ぐとともに、多様な生徒が共に学び成長し、地域も生徒の教育を支援する学校に改編します。
○ 改編後の太良高等学校は、
- 柔軟なカリキュラムで、進路希望や興味・関心、自分のペースに応じて自ら学習計画を立てる学校
- 得意分野を伸ばしたい、基礎基本を学びたい、学校外での社会体験活動を行いたいといった一人一人の学習ニーズに応じた授業展開を行う学校
とするなど、新しいタイプの県立高等学校のモデル校とします。
〔改編計画〕
実施時期 |
平成23年4月 |
募集定員 |
4月入学 80人
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一般募集 西部学区40人
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特別募集(注) 全県40人
10月入学 若干名
※将来的には、1学年120人程度の募集を目指します。 |
(注)特別募集の対象者
- 中学校において不登校等で能力・適性を十分に生かし切れなかった生徒
- 発達障害の特性に応じて自分のペースで学習したいと思っている生徒
- 高等学校中途退学者でもう一度全日制高等学校で学び直したい者 等
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○ 改編後の太良高等学校は、連携型中高一貫教育の経験を生かして、中学校だけでなく、小学校も含めた連携の充実を図っていきます。
なお、現在の中高一貫連携型選抜は平成22年度入試までとし、連携型中高一貫教育は平成22年度入学生が卒業する平成24年度をもって終了します。
<具体的な学校像>
■ 普通科単位制、2学期制
- 必履修科目、自由選択科目から自ら時間割を作成
- 半期認定科目の設定
■ 教育相談の充実
■ 学校運営協議会制度(コミュニティ・スクール)
- 学校運営へ地元からの参加
- 学校の教育活動への地元の協力、地域人材の活用
■ 教育の特色
- 少人数指導
- 多様な選択科目の設置
- 体験学習の導入
- 多様な単位認定
資格取得、ボランティア活動・就業体験、高等学校卒業程度認定試験など
- 職業設計(キャリア・プランニング)の支援の充実
- 自然体験や社会貢献活動による豊かな人間性の醸成
- 必要に応じた学習支援ルーム(リソースルーム)の活用
- 情報通信技術(ICT)の利用
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2 鳥栖地区定時制の再編
鳥栖高等学校定時制(普通科)と鳥栖工業高等学校定時制(機械・電気科)を再編統合し、学校の活性化や指導の充実を図ります。
〔再編計画〕
実施時期 |
平成23年4月 |
校地 |
鳥栖工業高等学校の校地 |
募集定員 |
80人
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教育の特色 |
■ 国語、英語、数学における少人数指導の実施
(習熟度別指導、TT授業)
■ 普通科、機械・電気科の相互に選択可能な科目の設置 |
3 再編整備の進め方
再編整備計画毎に、当該高等学校関係者、地域の関係者、県教育委員会などによる委員会を設置し、平成23年度の再編整備に向けた準備を進めていきます。