その検討結果等を踏まえ、「厳木高校改編計画」を策定しましたのでお知らせします。
「厳木高校改編計画」の概要
1 改編年度
平成30年度
2 課程及び学科
全日制課程(単位制)・普通科
3 設置場所、学科・定員
【西部学区枠】40人 | 【全県募集枠】40人 |
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西部学区の生徒を対象 | 全日制高等学校で学ぶ意欲と能力のある県内全域の ・不登校経験があり、やり直す意欲のある生徒 ・発達障害があり、特性を伸ばそうとする生徒 ・高等学校中途退学者で学び直す意欲のある者 を対象 |
4 めざす学校像
自然に恵まれた豊かな環境の中で、次のような学校をめざす。
- 生徒一人一人を見つめ、地域と一体となって、きめ細かな教育や支援を行う学校
- 個々に応じた科目選択や単位認定により、生徒の個性や可能性を最大限に引き出す学校
- 充実したキャリア教育や様々な体験活動により、時代や環境の変化に柔軟に対応できる力を育む学校
- 郷土の文化や風土の学習を通して、郷土を愛し地域や社会に貢献しようとする意欲を持った人材を育成する学校
- 互いの個性を理解し尊重することで、他人を思いやる優しい心と豊かな人間性を育む学校
5 特色ある教育活動
(1) 単位制
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多様な選択科目の設定
- 各種検定、学校外における学修等幅広く単位を認定
- 進学から就職まで幅広く対応したコース設定
- 進学コース:教養・演習系、芸術・スポーツ系
- 就職コース:情報・ビジネス系、生活・福祉系
2学期制(前期:4月~9月 後期:10月~3月)
(2) 体験的な学習(地域で育むキャリア教育)
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恵まれた自然環境を生かした体験学習(里山再生保全活動、果樹・野菜栽培実習等)
- 地域人材による教養学習
- インターンシップ
- ボランティア活動
(3) 生徒支援(充実した支援体制)
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少人数教育
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全県募集枠による入学生の1年次は1クラス20人編制
- 2年次以降は西部学区枠の生徒と全県募集枠の生徒との混合クラス編制
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リメディアル教育
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学び直しのための基礎科目の設定(コミュニケーション英語基礎、数学基礎)
- 始業前時間(「若杉タイム」)の活用(学び直し教材・読書タイム・デジタル教材等の活用)
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教育相談
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環境整備(教育相談室、学習支援室等を設置)
- スクールカウンセラーの配置
- 学習支援室には教職員(支援員等)を配置
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ユニバーサルデザイン
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授業における配慮(見通しを立てた授業展開、蛍光チョークの使用等)
- 学習環境及び施設(教室の環境統一、机・いすの防音対策、遮光カーテン、教室への空調設置)
ホームステイ相談窓口の設置
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公共交通機関での通学が困難な生徒に対し、厳木市民センターが窓口となって、ホームステイ受入先を斡旋
6 地域連携
(1)小中高連携事業
地元小中学校と連携した教育活動を行う。(学校行事、授業、ボランティア活動等)
(2)「地域教育連絡協議会」の設置
学校経営等に地域の意見等を取り入れ、地域が支援する学校とするため、地域教育連絡協議会を設置する。
(3)体験学習
「体験学習基礎」 … 受入先(事業所等)での体験学習
【受講期間】 1年次必履修(通年) 【修得単位数】2単位(週1回、5・6時間目) 【講座内容】 A「里山再生保全活動」(実習先:環境芸術の森) B「果樹・野菜栽培実習」(実習先:町内のみかん農家及び近郊の休耕田) C「介護・保育ボランティア」(実習先:近郊の老人福祉施設及び保育所) |
「栽培体験」「郷土学習」 … 学校農園における実習やフィールドワーク
【受講期間】 2年次選択履修(半期認定科目)
【修得単位数】1単位(週1回)
【講座内容】
「栽培体験」… 季節ごとの野菜(じゃがいも・とうもろこし・サツマイモ等)の栽培
「郷土学習」… 佐賀県に関する「歴史・史跡・人物・産業・名所・名物」等の探究学習 |
※ その他: ボランティア活動、就業体験(インターンシップ)等
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