山口知事のさー行こう‼ 第113回 【武雄市】武雄市立武雄小学校(令和5年12月1日(金曜日)) 最終更新日:2023年12月1日 地域でがんばっている皆さんを訪問する広聴事業『山口知事のさー行こう!!』 113回目の訪問先は、武雄市の武雄市立武雄小学校です。 今回は、リーディングDXスクール事業の指定を受けた武雄小学校にて、学習用端末を活用した授業を体験し、教育現場におけるDXについて意見交換を行いました。 武雄小学校は、令和3年度より県教育委員会から1人1台端末を活用した授業改善研究指定校に指定され、さらに令和5年度に文部科学省から「リーディングDXスクール」にも指定されています。リーディングDXスクール指定校として、「個別最適な学び」と「協働的な学び」の一体的な充実のため、令和の時代の文房具としての1人1台端末とクラウド環境を毎日、高い頻度で活用し、日常授業の改善を図ることを目指しています。例えば、学びのDXとして、社会科の授業では、北海道と沖縄の気候やくらしについて、教科書やインターネットから調べたことをプレゼンテーション資料にまとめ、地理的状況の違いを学ぶことに繋げます。また、校務のDXとして、時間を調整して集まることなく、チャットを活用して指導案を作成したり、フォームによるアンケート実施で回収や集計を自動化したりしています。 初めに、校長先生、教頭先生、研究主任の先生方と、教育現場でのDXについて意見交換を行いました。学習用端末はまだ活用例が少ないため、現場では試行錯誤を続けているそうです。その中で、「学習用端末をどう使うかよりも、どのようなな学ばせ方をしたらよいかを考えるようになった」と聞き、学習用端末は自ら学ぶ自発的な取り組みのひとつの手段として活用したらよいのでは、とお話ししました。 次に、実際に学習用端末を活用した授業を体験しました。6年生の社会科の授業で、各時代について学んできたことを活かして「どの時代にタイムスリップしたいか」について考えました。なぜその時代を選んだか、選ばなかったかを、学習用端末からクラウドに入力し、クラスのみんなの意見を見ながら考えを深めることを目的とした授業でした。自分の考えだけでなく、友だちの意見がすぐに見えることで、広い視点で物事を多角的に考えることができ、学習用端末の特性を活かしたまさにDXな授業だと感じました。 【山口知事のさー行こう!!】 リーディングDXスクールとして、先進的にさまざまな場面で学習用端末を活用している武雄小学校の授業を体験しました。 自分の考えを示し、みんながどんなことを考えているかがリアルタイムに表示される学習用端末をうまく活用することで、授業に主体的に参加できる素晴らしい取り組みだと実感できました。 教育現場のDXに積極的にチャレンジする、佐賀さいこう!