「当座々々(とうざとうざ)の働き、挨拶、感心浅からず候なり」
江戸時代の佐賀藩士が武士の心得を説いた『葉隠』には、このような一節があります。
その時、その時、目前のことに着実に取り組めば、その一つ一つが人の心を動かすことになることを教えてくれます。
皆さんの中には、ケガで競技ができずつらい時期を経験したり、思うような結果が出ず悩んだりした人もいたかもしれません。
仲間や指導者の方、家族など周りの人たちに支えられながら、様々な困難を乗り越え、この日のために日々努力を積み重ねてこられた全ての中学生の皆さんの健闘を称えます。
若竹のような成長力と、しなやかさで挑む姿は、私たちに想像を超える感動を与えてくれるとともに、心揺さぶる瞬間をたくさんの人と共有できる、スポーツの素晴らしさを改めて感じました。
今、佐賀県では、佐賀から世界に挑戦するトップアスリートの育成とともに、スポーツ文化(する、育てる、観る、支える)の裾野が広がっていくことを目指して、「SSP(SAGAスポーツピラミッド)構想)」を掲げ、取り組んでいます。
来年は、佐賀県で「SAGA2024(国民スポーツ大会・全国障害者スポーツ大会)」が開催されます。
SAGAサンライズパークをはじめとして、佐賀県全域が様々なスポーツのフィールドとなり、さらに多くのドラマや感動が生まれていくことでしょう。
これから、中学生の皆さんをはじめとした若い世代が大きな舞台で活躍してくれることを楽しみにしています。
スポーツのチカラで、共に佐賀を盛り上げていきましょう。