「2023全国ブロック代表新体操男子団体選手権大会」が、「燃ゆる感動かごしま国体」のイベント事業として開催できますことを大変うれしく思います。
もともとは今年、佐賀県での国民スポーツ大会で新体操少年男子が正式種目として復活すると決まっていましたが、佐賀大会の延期で国スポ種目での演技は1年先のこととなりました。
そこで、2023年の大会のために皆さんが磨いてきた技を、全国レベルで披露できる場が失われてはならないと思い、佐賀県、鹿児島県がスポーツをはじめ、文化、産業など様々な交流を行っている鹿児島と佐賀のエールプロジェクトの一環として、日本体操協会、鹿児島県、鹿児島市の皆様のご協力をいただき、この特別な大会を実現することができました。心から感謝申し上げます。
「佐賀人も人なり、薩摩人も人なり、退屈せず、倍々(ますます)研究すべし」
これは幕末薩摩の名藩主、島津斉彬公が、当時の佐賀藩の技術力の高さを引き合いに薩摩藩士たちを励ました言葉です。
互いにリスペクトし、切磋琢磨する関係が明治維新を実現したように、この大会が、全国の精鋭たちにとって、存分に実力を発揮される場となるとともに、選手同士で交流を深め、高めあう大会となることを期待しています。
今年の5月13日、来年の佐賀国スポで新体操少年男子の競技会場となる “SAGAアリーナ”がオープンしました。
”国体”から”国スポ”へと名称が変わる、はじめての大会「SAGA2024」では、「新しい大会へ。すべての人に、スポーツのチカラを。」をスローガンに、”体育”から”スポーツ”に変わる今だからこそできることは何かを追求し、スポーツ新時代の幕開けに相応しい「新しい大会」の開催を目指しています。
来年はぜひ佐賀県までお越しください。
結びに、本大会が皆様にとって実り多いものとなりますことを祈念し、あいさつといたします。