「若い人は高尚なる理想をもたなければならぬ。しかしてその理想を行うという勇気がなければならぬ。」
佐賀の偉人・大隈重信は、かつて、若い世代への期待を込めて、このような言葉を語っています。
明治維新期、西洋諸国と対等な国づくりを目指した大隈は、藩や立場を超えて多くの人と談論することを好み、人と人とが手を携えることで、社会をよりよくしていこうとしました。
構想力と行動力で、日本初の鉄道開業や早稲田大学の創設など現代の日本につながる礎(いしずえ)を生み出した大隈だからこそ、この言葉には有無を言わせない説得力があります。
今、不安定な社会経済情勢やデジタル化の加速などにより、私たちを取り巻く環境は変化を続けています。
先が見通せない時代だからこそ、様々な可能性を持つ皆さんには、アンテナを広げ、積み重ねた学びを力に変えることで、新たな時代を切り拓いてもらいたいと思います。
今は小さな蕾であっても、薩長土肥の偉人たちのように、志を持ち続け、失敗を恐れず行動していれば、きっと花咲くときがきます。
今日の「出会い」と「発見」が皆さんの志を育み、実現に向けて前進する力になることを心から願っています。