第8回九州保育三団体青年部協議会研修会佐賀大会が、盛大に開催されますことをお喜び申し上げます。
九州各県から御参加の皆様、ようこそ佐賀へお越しくださいました。心から歓迎いたします。
今年5月に新型コロナウイルス感染症が5類に引き下げられ、再び人と人との交流が広がりはじめました。
夏祭りや運動会などで、こどもたちの元気な笑顔を見る機会が増えたように思います。
皆様方におかれましては、それぞれの地域において、こどもたちが伸び伸びと過ごせるような安全・安心な環境づくりに取り組まれています。
そして、保育士の資力向上を目指し研修活動に熱心に取り組まれています。改めて、日ごろからの御尽力、誠にありがとうございます。
少子化・高齢化が加速し、生活様式の変化とともに、こどもを取り巻く環境は大きく変化しています。
こうした中で、日々こどもたちと向き合い、生涯にわたる人格形成の基礎を培ううえで重要な乳幼児期の教育・保育に取り組まれていることに感謝しています。
九州各県は沖縄県を筆頭に、人口当たりのこどもの割合が高く、そしてこどもを大切にしている地域です。
そうした九州全体の保育関係者の皆様が集い、保育について学ばれることは、大変意義深いことと思います。
今、佐賀県では、“佐賀で楽しく子育てをしてほしい”という想いを込めた「子育てし大県“さが”プロジェクト」に取り組んでいます。
骨太なこどもたちを育む本物体験の機会の創出、図書館における国内出版の新刊児童書全点購入など、こどもたちの成長につながる取組を広げています。
さらに、今年9月には、SAGAサンライズパークにオープンした国際基準の競泳プール「SAGAアクア」を園児に体験してもらう“SAGA Enji Basha”(サガ エンジ バシャ)を開催しました。
こどもたちが県内各地で豊かな体験を通して好奇心を広げていけるような取組にも力をいれています。
「子にまさる宝なし」という言葉のように、いつの時代も、こどもは私たちの大切な宝物です。
これからも、皆様とともに、未来を担うこどもたちの成長を見守り、また、保護者の皆様が地域の中で、安心して楽しく子育てできるようさらに力を尽くしてまいります。
本大会が、それぞれの交流を深める場になり、世界に誇る歴史をはじめ、豊かな自然が育んだ食や大切に受け継がれてきた伝統文化など、佐賀の素晴らしさを堪能される機会ともなれば幸いです。
最後になりましたが、九州保育三団体青年部協議会のより一層の御発展、ならびにお集まりの皆様方の御健勝、御活躍を祈念いたしまして、お祝いの言葉といたします。