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「没後150年特別展 江藤新平」オープニングセレモニーを行いました。

最終更新日:

 3月15日(金曜日)、「没後150年特別展 江藤新平 ―日本の礎を築いた若き稀才(きさい)の真に迫る―」のオープニングセレモニーを佐賀城本丸歴史館で行い、山口知事が出席しました。


(1)テープカットのトリミング第1案IMG_8971_7740_marked


(2)寸劇4のトリミング第1案IMG_8946_11307_marked

 維新の十傑や佐賀の七賢人と称される佐賀藩士・江藤新平は今年、没後150年を迎えます。

 佐賀で生まれ育ち、藩校・弘道館(こうどうかん)で勉学に励んだ江藤は初代司法卿(しほうきょう、司法省の長官、当時は司法省裁判所長を兼任。)として国民の権利を守るための近代的な裁判制度を導入しました。また、三権分立に基づく国家制度の設計や、民法・国法といった法典の編纂(へんさん)への着手、国民皆教育の導入など、現在にまでつながる日本の礎を築きました。

 江藤は、司法卿よりさらに上位の役職である参議に任じられますが、「明治六年の政変」(1873年)で政府を去ることになり、翌年の佐賀戦争で刑死という非業の最期を遂げました。その後、1889年の大赦により罪状が消滅。さらに27年の時を経て、1916年に天皇から正四位(しょうしい)という位が贈られ、ようやく名誉回復されました。

 

展覧会では、「人民のために」という信念を貫いて明治日本の新たな国家づくりに尽力しながらも、これまであまりスポットライトが当たってこなかった江藤新平の功績や人となりを改めて解き明かし、その真相に迫ります。

 
(3)江藤新平展 チラシ表_24390_marked

式典では、山口知事が関係者らとテープカットを行ったほか、幕末・維新佐賀の八賢人おもてなし隊による新作の寸劇「初代司法卿 江藤新平」が披露されました。

 山口知事は「佐賀県では2018年の『肥前さが幕末維新博覧会』以来、大隈重信や佐野常民をはじめ、幕末の志士の顕彰を行ってきた。江藤新平は江戸時代の『常識』にとらわれず、数々の近代的な制度をつくりあげてきた。江藤の構想力や鳥瞰力はもちろん、彼の『想い』に注目し、その『本質』に迫ってほしい。佐賀県では初公開の、貴重な史料の展示もある。私たちの魂を揺さぶる『本物』に触れてほしい。」とコメント。

 

 展覧会は佐賀城本丸歴史館の特別展示室(御小書院(ごこしょいん))と外御書院(そとごしょいん)で、5月12日(日曜日)まで。開館時間は午前9時30分から18時までで、期間中は休館の予定はありません。

 期間中は記念シンポジウムや展示室でのギャラリートークのほか、謎解きイベントや会場での投稿キャンペーンなども開催します。最新情報や詳細はこちらからご確認ください。

没後150 年特別展江藤新平―日本の礎を築いた若き稀才の真に迫る―|佐賀県立佐賀城本丸歴史館 (saga-museum.jp)

 

激動の時代において、国民のために信念を貫き、奔走し続けた江藤新平。皆さんもぜひ、江藤の「真実」に触れてください。

 

 以上、広報広聴課レポーターがお伝えしました。


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