2点目であります。これは発表済みでありますけど、東京のほうで発表させていただいたので、改めて佐賀の記者クラブの皆さん方にも簡単に説明をしたいと思います。
新産業集積エリア唐津、厳木町の箞木にあります。浪瀬インターから間近のところにあります。そちらのほうに株式会社佐賀鉄工所が進出するという話です。
この佐賀鉄工所というのは非常に大きな会社であります。売上高800億円弱、従業員も2,000名弱ということでありまして、拠点は佐賀の3か所に加えて、藤沢（神奈川）、そして、アメリカ、中国、タイ、メキシコということで、グローバルに展開している自動車製造に不可欠でありますボルトについてのトップメーカーの一つです。一つ一つのボルトが緩みますと自動車が非常に問題になりますので、精緻に精緻にボルトに命懸けな、そういうすばらしい付加価値の高い集団です。
そういう佐賀の誇りである企業が、今回、佐賀の神野にある工場を唐津のほうに移すことと併せて、さらに、EV化対応に向けた新製品ということで、EV化ですから軽めの部品にしなければいけません。そういったものについての開発、そして、製造といったところ、さらに、これに加えて、今後、ほかの工場からも集約する検討がなされていると聞いております。
操業開始は3年後の2027年、移転完了は2030年ということでありまして、我々は13年ぐらい、私が知事になってからも何回も惜しいところまでいったわけでありますが、いろんな事由で、最後の最後で厳しい状況だなというところがありました。特に、東部地域が造成前からすぐ売却ができるのに比べて、非常に交通至便の場所でもあるのに、なかなかうまく進まないところもありましたが、本当に今回、見事にはまったようにいい企業に入っていただきました。ありがとうございます。
様々なエリアで好調に進行しているということであります。最近は佐賀鉄工所もそうですけど、SUMCOさんが伊万里、吉野ヶ里に、そして、久光製薬さんは研究拠点を集約されてオープンしたばかりです。アサヒビールさんも博多から工場が移転される予定でして、アイリスオーヤマさんの食品事業の生産拠点化ということもなされました。
さらに言えば、これは昨日発表になったんですかね、ちょうど6月9日に小郡鳥栖南スマートインターの開通がありまして、こう行って、ここを出ていくと、左に曲がるとサザン鳥栖クロスパークが34ヘクタールあると。右に行くと小郡、コストコができると聞いておりますけど、左に行くとサザン鳥栖クロスパークということで、この34ヘクタールも造成前でありますけれども、ご案内のとおり、民間3社、東急不動産をはじめ、民間と連携した形で鳥栖市とともに、これから工業団地を造っていくという事業になっております。
ということで、これは造成していないわけですけれども、造成済みの産業団地も今回によりまして3年で約4分の1に減ってきております。伊万里東部工業団地ほか、幾らかまだありますので、そういったところに対する企業誘致をまたさらに頑張っていきたいと思います。特に、東部地域は非常に引く手が多いというところでもありますので、そういったところについて、市町と連携しながら、さらなる戦略的企業誘致を促進していきたいと考えております。
ということで、改めてここで宣伝させていただくと、抜群の交通アクセス、そして、佐賀はパーマネントスタッフ制度というのがありまして、職員が異動しても、ずっとそこの企業の担当というものが続きます。これが非常に評判がいいということで、メンテナンス、フォローアップが万全です。そして、BCPの観点でも少ない自然災害ということであります。南海トラフの津波想定もございません。
さらに、実直で自分で言うのもなんですが、優秀な人財を抱えている県だと思っています。特に工業高校は、例えば、日本一のシェア（工業系学科に在籍する高校生の割合が日本一）であったりとか、そういった皆さん方、佐賀のまじめに、すばらしい仕事をする人材が豊富であります。
ということで、我々の企業誘致のキャッチコピーは、常に「佐賀人は、器が違う。」ということでPRをさせていただいております。これからも佐賀県をよろしくお願いします。
これからピンを2点いいですか。