佐賀県では、農家の所得向上と産地拡大のため、令和元年度から、農家や関係機関・団体と一体となり令和10年の園芸農業産出額を888億円に伸ばすことを目標とした「さが園芸888運動」に取り組んでいます。その一環として、「企業・法人参入推進チーム」を発足し、企業・法人による農業参入を推進しています。このたび、佐賀市において、ミニトマト栽培による農業参入が決定した「(株)橋本農園」に対して、第1号となる「さが園芸888パートナー企業」登録証を山口知事から贈呈されました。
代表取締役の橋本佳季氏は、(株)誠和が手掛ける(株)トマトパーク栃木農場にて研修終了後、(株)トマトパーク徳島の代表取締役就任を経て、佐賀県への農業参入のため、今年2月に(株)橋本農園を設立されました。来年8月の営農開始を目指し、その後は、佐賀市清掃工場の余熱やCO2を活用した資源循環型施設園芸に取り組まれるそうです。
山口知事は、農業を取り巻く環境にも触れ、「(農業参入によって優れた技術が県内農家へ)普及していけば嬉しい。良いものが作られているから、全体的にもっと価格転嫁を進めていきたいと思う」とコメントしました。橋本氏は、「高い技術を持つ(株)誠和で栽培技術と大規模農場の運営技術を学んだ。これから頑張りたい」と述べられました。
農業は佐賀の誇りであり、その担い手は佐賀の宝です。佐賀県では、これからも「磨き、稼ぎ、つながる農業」を目指し、より一層力を尽くしていきます。
以上、広報広聴課レポーターがお伝えしました。